オランダ代表DFハイティンハアトレティコ移籍で合意

ISM

 現地時間25日、アヤックス(オランダ)に所属するオランダ代表DFジョン・ハイティンハ(24)が、アトレティコ・マドリー(スペイン)と5年契約を結ぶことで合意に達したことが分かった。本人が現地メディアに語った。ロイター通信が報じている。

 17歳でアヤックスでのデビューを果たし、オランダ代表としても32キャップを記録しているハイティンハ。そのハイティンハ本人が現地メディアに語ったところによれば、移籍先であるアトレティコ・マドリーとは既に5年契約を結ぶことで合意に達しており、また同クラブは移籍金の限度額である1000万ユーロ(約15億6千万円)を支払う準備もできているという。

 ハイティンハは「とてもわくわくしている。(この移籍は)僕のキャリアにおいては大きな一歩となるだろう。でもきっとアヤックスのことも恋しくなるに違いない」とコメント。新天地に対する希望を口にする一方で、アヤックスを去ることに対しての複雑な心情も吐露した。

 一方、今回の移籍に関してアヤックスのテクニカルディレクターを務めるマルティン・ファンヘール氏は「移籍は残念だが、(ユース時代から)17年間もアヤックスで過ごした選手が、他の場所でプレーしたいと望むのも無理はない」とコメント。

 そして、昨年8月に移籍金2700万ユーロ(約42億1000万円)で同クラブからレアル・マドリー(スペイン)へ移籍したオランダ代表MFウェズリー・スナイデルの例を挙げ、「アヤックスの選手たちはキャリアの絶頂に達したときにクラブを出て行くんだ。昨年にスナイデルのようにね」と、若手の有望株が次々とクラブを去っていく現状に関して諦めの色をにじませた。

2008年3月26日 11時34分 ISM
最新サッカーニュース