意外な!?師匠

FC東京・平山、北京イヤー初ゴール!食生活改善でキレ戻った
2008年2月11日(月) 8時2分 サンケイスポーツ

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筑波大との練習試合で2得点の平山。北京イヤーに燃える
 J1・FC東京のU−23日本代表FW平山相太(22)が10日、筑波大との練習試合(45分×3)で、五輪イヤー初ゴールを含む2得点。左右の両足で決めた怪物は、北京でのエース復活へ向け、“後輩”相手にアピールした。

 前日の雪が約5センチ、周囲に残るピッチで、目の覚めるような弾丸シュートが、ゴールネットに鋭く突き刺さる。平山の一撃が、寒さに震えながら見守った1200観衆の度肝を抜いた。

 「まあまあです。もっとコンディションをあげていかないといけない。左足? 流れでけれるようにしたい」

 1本目の10分、こぼれ球をペナルティーエリア外で拾うと、左足一閃。先制の23メートル弾だ。さらに2本目の10分には、左クロスを右足で合わせ、2点目。この日早朝から約6時間、雪かき作業に汗を流した城福監督をはじめ、スタッフ20人の努力に応える“五輪イヤー1&2号”だった。

 昨年12月のクラブW杯で来日したACミランのFWインザギの“教え”を生かしている。「ライン際での駆け引きや、GKとの1対1、こぼれ球への反応がすごい」という憧れのストライカーが揚げ物を食べないことをテレビで知ると、平山も実践。今では、揚げ物を口にするのは月2回程度だという。例年、オフの体重増が取りざたされる平山だが、食生活の改善が、体のキレを生み出しているようだ。

 前日9日には、反町ジャパンの米国遠征のメンバーが発表された。もちろん平山も名を連ねたが、「(代表は)入れ替わりが多い。自分自身、がんばらないといけない」。

 五輪最終予選では先発を外れることが多くなった怪物。FW陣の競争はさらに激化しているが、アテネに続き、自身2度目の五輪となる北京では、主役の座を譲るわけにはいかない。
[ 2月11日 8時2分 更新 ] サンケイスポーツ