最初の一仕事
チェルシーのテン・カーテがロナウジーニョを狙う
かつてバルセロナで副監督を務めていたテン・カーテ。チェルシーにロナウジーニョを呼ぶ切り札となるか【(C)BPI】
チェルシーにはロナウジーニョのロンドンへの移籍を説得するための秘密兵器がある。ヘンク・テン・カーテの存在こそが、アブラモビッチが大きな仕事を成し遂げるための切り札である。
モリーニョの退任後にチェルシーに招聘(しょうへい)されたオランダ人監督テン・カーテは、3年間にわたってバルセロナでフランク・ライカールトの副監督を務めていたため、ロナウジーニョのことはよく知っている。ウェブサイト『sport.es』の報道によれば、テン・カーテはロナウジーニョにプレミアリーグへ移籍するよう説得を試みているようだ。
テン・カーテは何度かロナウジーニョに電話をし、イングランドとチャンピオンズリーグでのタイトル獲得を目指す野心的なチームの主軸を任せることを彼に約束したようだ。
いずれにしても、ほかのどのクラブも準備できないような条件での契約をロナウジーニョに提示できるようにするため、チェルシーは彼の違約金の満額(1億2500万ユーロ/約207億5000万円)を支払うつもりはない。チェルシーは本格的に動き出しており、ミランも十分に注意しなければならない。
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[ スポーツナビ 2007年11月5日 13:37 ]