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チェコ代表FWバロシュフェラーリで暴走

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 現地時間2日(以下現地時間)、リヨン(フランス)のチェコ代表FWミラン・バロシュが、スピード違反で捕まっていたことが分かった。ロイター通信が報じている。

 仏紙『ル・プログレ』が現地警察の話として掲載したところによると、バロシュは愛車のフェラーリで時速271キロを出しており、これは2000年にオートバイでのスピード違反で捕まった人物の248キロという“記録”を破るできごとだったという。

 現在ケガで戦線離脱中のバロシュフェラーリと免許を没収され、リヨンまでの帰路をタクシーに頼らざるを得なかったというが、今後高額な罰金と3年の運転禁止を言い渡される可能性がある。

2007年11月3日 16時55分 ISM


英スポーツ政務次官の発言にプレミアの監督たちが反発

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 現地時間2日(以下現地時間)、イングランド・プレミアリーグの選手の給与高騰に警鐘を鳴らした、同国の文化・メディア・スポーツ省のゲリー・サトクリフ政務次官の発言に対して、プレミアリーグの監督たちが即座に反発の声を上げた。ロイター通信が報じている。

 サトクリフ氏は1日、チェルシーDFジョン・テリーを例に挙げ、週給が13万ポンド(約3100万円)から15万ポンド(約3600万円)といったようなサッカー選手の給与は常識から外れているとし、フットボールは草の根のファンを失う危機にあると発言。これに対しチェルシーのアヴラム・グラント監督は、テリーは給与に値する仕事をしていると擁護した。

 グラント監督は、サッカー選手ばかりが批判の対象となっているとし、「一体なぜ、1時間歌っただけで誰よりもお金を稼ぐ歌手や、20歳という若さでほかのテニスプレーヤーより稼いでいるマリア・シャラポワに対しては、誰も何も言わないのだろうか?」と疑問を呈した。

 さらに、「楽々と大金を得ていると思う人がいるかもしれないが、私はそうは思わない。選手たちがプロとして活躍できるのはごく短い時間であり、成功すればそれだけの額を手にする資格はある」ともコメント。マンチェスターCのズヴェン・ゴラン・エリクソン監督も、「サッカーは最大のスポーツで、選手がいい給料を稼げる時期は35歳くらいまでで終わってしまうのだから、フェアだと思う」と、同様の意見を述べている。

 マンチェスターUのアレックス・ファーガソン監督も、「サッカー選手が稼ぎ過ぎだと言うのは簡単だ。しかし、何人かのテニスプレーヤーは、トーナメントに勝つこともなく莫大なスポンサー料を手にしている」と同じ反応を示したほか、アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督や選手協会の会長なども反論を述べるなど、波紋が広がっている。

 また、ファーガソン監督は、サトクリフ氏の発言の中で入場券の値上げについてマンUが名指しで批判されたことについても、「不公平で、不正確な発言だと思う。高過ぎるというのなら、アーセナルチェルシー(のチケットの料金)も高過ぎる」と反発。

 実際には両者のシーズンチケットはマンUよりも高く設定されていることもあり、「彼(サトクリフ氏)はロンドンで働いている。アーセナルチェルシーのスタジアムはどこにあるのだろうか? 彼はその(チケットの)値段を知っているはずなんだがね」と、なぜロンドンの2チームではなくマンUを取り上げたのかと、皮肉を込めてやり返している。

2007年11月3日 17時39分 ISM