報道をまずクリップ

復帰1年で…FC東京・原監督退任

今季限りでの退任が明らかになったFC東京の原監督


 FC東京の原博実監督(49)が今季限りで退任することが21日、明らかになった。今季2年ぶりに監督に復帰したが、チームは第29節終了時点で10位に低迷。21日の名古屋戦に1―0で勝利したが、続投の目安とされた3位以内の可能性が消滅したことで、クラブ側は契約を延長しない方針を固めた。後任は今夏のU―17W杯で日本代表を指揮した城福浩氏(46)が有力となっている。

 来季の巻き返しに向けてFC東京が大きな決断を下した。複数の関係者によると、今季限りで切れる原監督との契約を延長しない方針を固めたという。21日の名古屋戦に1―0で勝利したものの、20日に3位の鹿島が磐田に勝ったことで、続投の目安とされた3位以内の可能性が消滅したことが決め手となった。

 02〜05年にFC東京を指揮した原監督はクラブ側の強い要望を受けて今季2年ぶりに監督に復帰。リーグ初制覇を目標に掲げたが、第29節終了時点で13勝2分け14敗の10位と低迷を続けている。補強の目玉とされたワンチョペエバウドが機能せず、思うような結果を残せなかった。

 クラブ側はすでに後任人事に着手。後半戦のリーグ再開から4連敗を喫した8月下旬ごろから複数の候補をリストアップしてきたが、ここにきて今夏のU―17W杯で日本代表を指揮した城福氏に一本化した。関係者は「選手の育成には定評がある」と話しており、U―22日本代表の平山、伊野波、梶山ら若手有望選手の多いFC東京の監督にはうってつけの存在だ。99年からFC東京に籍を置き、U―17日本代表監督にはFC東京から“出向”という形で就任。U―17W杯は惜しくも1次リーグで敗退したが、大会後は、再びFC東京の強化部に復帰。クラブの内情に詳しいことも後押しした。

 監督交代に伴いコーチ陣も一新される可能性が高い。水面下ではA代表の小倉コーチにコーチ就任を打診しているが、日本協会との兼ね合いもあり入閣が実現するかは微妙。ここ数年2ケタ順位が続くチーム再建の切り札として、城福氏に懸かる期待は大きい。
[ 2007年10月22日付 紙面記事 ]



ここでコメントを書くのは時期尚早だと思いし、正直なところ書きづらい。
他のチームに比べれば東京の選手・チーム全体のポテンシャルはやはり高い。
なんで10位〜13位台をあっぷあっぷしてるのかという気持ちもあります。
特に「夏の連敗」とかはここ数年の課題であることは間違いない。

城福さんの手腕もみてみたいと思う一方、原さんとサポーターの方々の思いも大切にしたいという気分もあります。

ただ今の時点で確実にいえることは、誰が来期監督に就任しても、サポートし続ける気持ちを忘れないようにしたいと思います。