分かると出来るは別なのか?

福田が移籍後初ゴール/スペイン


<スペイン2部リーグ:ラシン・デ・フェロール3−1ラスパルマス>◇9日◇ラシン・デ・フェロール

 ラスパルマスFW福田健二が先発フル出場し、後半34分に8月の移籍後初ゴールを決めた。しかしチームは1−3で敗れた。

[2007年9月10日12時2分]


松井が補習で「分かってきた」オシム

オシム監督(左)は練習でMF松井に指示を出す(撮影・鹿野芳博)  【クラーゲンフルト(オーストリア)9日=岡本学、北村泰彦、塩畑大輔、中野吉之伴通信員】日本代表MF松井大輔(26=ルマン)が、オシム監督の「補習授業」をもとに巻き返す。PK戦負けしたオーストリア戦から一夜明けた8日、チームは先発・控え組に分かれて練習を行った。控え組に交じって「オシム流基本5カ条」を一から教えこまれた松井は「分かってきた」と手応えをつかんだ。不完全燃焼に終わったオーストリア戦の反省を生かし、11日スイス戦ではドリブル突破からのゴールでアピールする。

 オシムジャパン初招集の松井にとって、この補習は貴重だった。約1時間半の戦術練習。サイドで2対1の数的優位をつくれ、ゴール前には斜めに走り込め−など、オシム監督から基本の「5カ条」をたたき込まれた。初合流から5日目で「やっと何となく分かってきた。サイドでつないでダメならやり直して、逆サイドに振るのもありなんですね」。プレーの幅が広がり、鋭い動きからゴールも決めた。

 オシムジャパンの常連組には、当たり前の内容ばかりだ。2月の合宿から選出されているMF橋本は「ひと通り教えてもらって、これが2巡目って感じでしたね」と基本の反復ととらえた。今回の合宿は初日から紅白戦など「応用編」の練習が多かった。この日は松井のために組まれた練習メニュー同然だった。

 後半26分から出場したオーストリア戦は得意のドリブル突破を狙ったが、空回りした。「個の力」を発揮しようにも、オシムサッカーを熟知した周囲と連係しなければ機能しない。「フランスでやってるようにやる」と宣言して臨んだが、チーム関係者は「けっこう悩んでいるみたいだった」と明かした。

 この日の補習が、開眼のきっかけになるかもしれない。千葉時代からオシム監督の指導を受ける巻は「僕らは覚えるのに3年かかったけど(松井は)言われたことをすぐできていた」と証言する。松井は「ボールを奪われると監督は嫌がるけど、シュートを決めたら何も言われない」とゴール宣言。オシム流の基本さえ分かれば、怖いものはない。スイス戦で日本の決定力不足を解消し、代表生き残りをアピールする。【北村泰彦】

[2007年9月10日9時10分 紙面から]


ちなみにオシム監督にはいくつかの5か条があるみたいですね。
ざっと検索してみても

オシム流FK5か条
①FKになったとき2人がなるべく近づいて2人で会話してキッカーを決めろ
②リスタートは、早くボールを持って早くやれ
③FWの選手とアイコンタクトで動き出せ
④合わせるよりそのまま入るようなボールを蹴れ
⑤カーブ回転は、ゴールに近づいていくようなボールがいい

となどなど