この先もいろいろあるとは思うが

左足から好機 演出


後半、積極的にボールを奪いに行くMF・森村(左)。右は東京VMF・大野=味の素スタジアム
 FC東京は25日、味の素スタジアムでJ2の東京Vと練習試合を行い、1−1で引き分けた。風邪で欠場した日本代表MF今野泰幸(24)にかわり、高卒ルーキーのMF森村昂太(18)がトップ下で緊急先発。トップチームデビューながら、独特のリズムと多彩な左足キックでチャンスを演出し、原監督も高く評価。開幕(3月3日・広島戦・14時味スタ)1週間前、掘り出し物の新戦力が台頭した。

 ゴール裏から降り注ぐ「モリムラ!」コールが、耳に心地よかった。サプライズデビューを果たした森村は、トップチーム初出場の新人とは思えない堂々のプレーぶり。試合後にはサポーターから大歓声を浴びた。「うれしかった。FC東京の一員にやっとなれたかな」。18歳は初々しい笑顔をのぞかせた。

 試合前日までは、ベンチ入りメンバーにも入っていなかった。ところが今野が発熱して急きょ欠場。森村は当日朝に突然招集され、スタメンを言い渡された。

 「メンバー入りを聞いたときが一番緊張した。試合はもっと緊張するかと思ったけど…」という森村だが、前半6分にいきなりチーム初シュートを放つと、同28分には柔らかい浮き球でFWワンチョペにスルーパス。後半16分に交代するまで、多彩な左足キックで好機を演出し続けた。

 自己採点は「65点くらい。得点に絡めなかった」と厳しいが、原監督は「もっと弱いかと思ったけど、予想以上にいい」と高評価。森村は27日からのU−20代表候補合宿に招集されており、「いいプレーをしたと思ったら、合宿なんだよなあ」と指揮官を嘆かせた。

 「若手なんで、バリバリ積極的にやっていきたい」と森村。センターバックで先発した同期の吉本とともに、青赤の新星が鮮烈な光を放ち始めた。 (塚田陽一郎)

(2007年2月26日)


まあスタメンまで少なくとも2年くらいは時間がかかるかなとは思っていたのだが・・・吉本・森村とも失敗おそれずに(怪我だけには注意して)出場して欲しいですね。

原監督も若手育成に本腰を入れていくみたいだし、我々サポーターもつい目先の結果を求めてしまうのだけれども、長い目で温かく見守るというか、単に褒めたりけなしたりするだけでなく


ともに悩みそして励まし、成長していかねばならないのかなと思います。