オシム監督、無言で代表に脳トレ


オシム監督、無言で代表に脳トレ (日刊スポーツ)
 自分でちゃんと考えなさい! 日本代表オシム監督が「無言のメッセージ」で、日本代表候補の脳トレ? を行っている。日本代表候補の千葉合宿2日目の17日は午前、午後と就任後初の2部練習を実施。ビブスを使っての戦術練習では選手にルールを説明した後、練習を見守るシーンが何度もあった。

 変則ミニゲームで攻撃側のフリーマンに入ったMF中村は、最初にサイドチェンジを行う役目を監督から言い渡された。しかし、最後には両サイドをえぐっての攻撃まで仕掛けるなど、求められた役割以上の働きを見せた。「臨機応変にやること。ミスしてもトライすることが大事で、その場その場で何をできるか考えながらやることが大事」(中村)。与えられたことをやるのは最低限、その上で自由な発想で何ができるのか−。オシム監督から最低限のメッセージしか与えられないことが、逆に選手たちの脳を活用化させている。

 集合から3日が経過したが「練習試合と同じくらいやる」と話していたミーティングも行っていない。オシム監督は「何も言わなくても、選手たちは何をやるか理解できている」と、前日(16日)の練習試合前にも細かい指示は一切しなかったほど。コーチ陣からもプレーの結果についての指示は飛ぶが、プレーのプロセスを細かく指導する場面はない。MF藤本は「この合宿では、ボールをもらってももらわなくても次のことを考えている。スペースをどう使うとか、頭を使ってますよ。練習がきつい? 頭が結構つらいです」。選手自身が考え、そして走るオシムサッカーが少しずつ浸透してきている。

2007年2月18日 09時50分 日刊スポーツ


上手く表現できないかもしれないけど
・個人としていくら理想的なプレーを考えていても、チームの要求する動きにあわせられない(第一段階)
・チーム、組織としてプレーしようとはするが、固定的・マニュアル的に考えていてパターンにはまれば良い動きをするが、予想していた以外のパターンだと考え込んでしまう(第二段階)
・チームの状況にあわせて、臨機応変に動ける。それで自分自身の持ち味も出せる(第三段階、最終段階)

という感じで、第一段階から第二段階に差し掛かってきたという感じでしょうか。

(余談だけど、浦和の場合、Jリーグ他17チームの動きは研究し尽くしていて、おそらくエンゲルス及びコーチ陣の頭の中にはマニュアルが出来上がってるんだろうが、海外のチームだと皆かんがえこんでしまうというパターンなのかな・・・あくまでも仮説だけどね^^;)