これで何度目の最後通告だ?

平山に最後通告「次は分からない」

芝刈り機を運転し大はしゃぎの日本協会川淵三郎キャプテン
 日本協会の川淵三郎キャプテン(70)が8日、10年W杯南アフリカ大会の主力として期待するU−21(21歳以下)日本代表FW平山相太(21=東京)に「最後通告」をした。この日、杉並区立井草森公園のグラウンド視察をした同キャプテンは、アジア大会2次リーグで敗退した反町ジャパンのエースについて言及。「あれじゃ次(代表に)は選ばれるか分からない。チームから頼られる選手になれ」と苦言を呈し、発奮を期待した。
 現場への刺激的な発言を控えつつある川淵キャプテンが、期待の裏返しといえる苦言を平山へ浴びせた。この日は、杉並区立井草森公園の芝グラウンドを視察。芝刈りを初めて体験するなどご機嫌だったが、U−21日本代表のエースに話が及ぶと表情が一変した。
 川淵キャプテン あれじゃ次(代表に)は選ばれるか分からない。日本中が期待しているんだから発奮しないと。シリア戦の1点(決勝点は)それなりの値打ちはあるが、チームから頼られる選手にならないと(いけない)。
 日本代表FWの先輩として、ずっと平山に注目している。192センチの長身を生かしたポストプレーだけでなく足元も器用。これまでの日本人選手にない素質に将来の日本代表のエース、10年南アフリカ大会の星として期待している。しかし、東京へ移籍した9月からコンディションが上がる気配がない。歯がゆくて仕方ないのだ。
 川淵キャプテン 来年1年が勝負。それがダメなら先も期待できない。ぜひ、頑張ってほしい。
 来年2月には北京五輪アジア2次予選がスタート。「予選を突破するだけでなく五輪(本大会で)でそれなりの成績を収めること」(同キャプテン)という目標に平山の力は不可欠となる。来季から平山が所属する東京には、長身の日本代表FWとして一時代を築いた原博実監督が復帰する。「原が監督ならいいと思う」とその手腕に期待。平山が日本の真のエースになる日を先輩として、協会トップとして心待ちにしている。

2006年12月09日 10時03分



次、いい選手なのは認めるがこれはねーだろーと・・・
うちだってリチェーリを帰化させますよ(まあリチェ自身にとって本国でトップチームを取ったほうがよいのだろうけれど)



最終兵器だ!エスクデロが来年帰化

帰化を決意した浦和・エスクデロさいたま市内のクラブハウス
 浦和の秘密兵器が日本の最終兵器になる。アルゼンチンとスペインの2重国籍を持つ浦和FWセルヒオ・アリエル・エスクデロ(18)が8日、来年1月に日本国籍取得申請を行うことを明かした。07年7月のU-20W杯カナダ大会出場を目指す。アルゼンチンのU-15代表候補にもなった突貫ドリブラーは08年北京五輪、10年南アフリカ大会に向けて大きな戦力になりそうだ。
 エスクデロが日本代表入りに向けて動きだす。両親の国籍であるアルゼンチンと、出生地スペインの2つの国籍をなげうって日本国籍取得を決断した。「浦和、日本が好きだから」。欧州移籍が有利になるEU加盟国籍より、日の丸戦士となることを選んだ。
 悲壮な決断だ。本来は20歳未満の日本国籍取得は不可能。だが「U-20W杯でアルゼンチン代表のいとこ(ダミアン)と戦いたい」という息子の夢をかなえるため、父セルヒオ氏が転籍を決意した。同氏の日本滞在が5年以上となる来年1月に、父子ともに転籍を申請する。エスクデロは「悩んだ。父が国を捨ててくれるわけですから。父の分も日本代表で頑張らないと」と明かした。
 サラブレッドだ。父セルヒオ、叔父オズバルドは元プロ選手でいずれも浦和でプレー。本人はアルゼンチンの名門べレスのジュニアユース時代、当時インディペンデエンテ所属のアルゼンチン代表FWアグエロアトレチコ・マドリード)と得点王争いした。中村GMも「この世代ではずばぬけている」という逸材だ。
 日本国籍を取得すれば浦和で3人目の帰化選手になる。先輩のMF三都主が「ユースといわず、A代表を目指してほしい。それぐらい力はある」と太鼓判を押すように、北京五輪や南アW杯も視野に入る。「いつか闘莉王さんたちと同じピッチに立ちたい」。ラテンの血を引く“新・日本人”がジャパンの青いユニホームを着て、圧倒的な突破力と得点力を発揮する日は遠くないはずだ。

2006年12月09日 10時51分