サウジ戦評(実は放談)の前に

中田英寿氏が北京近郊の孤児院で慈善活動…子供たちも大喜び

 現役引退したサッカー元日本代表の中田英寿氏が15日、北京近郊の太陽村にある孤児院を極秘で訪れたことが分かった。サッカーボール50個、粉ミルク20万円分を配るなど、10月29日のフィリピンに続いて慈善活動を展開。120人の孤児たちを喜ばせた。映画「バンケット」でチャン・ツィーと共演するなど中国で人気の女優、周迅とともに同施設を訪れた中田氏は、周迅の歌にあわせて手話を披露。子供たちが作った餃子をほお張るなど、上機嫌だったという。

2006年11月16日 03時42分 サンスポ



イングランド抑え、クロアチア&ロシアが首位争い/EURO予選

 現地時間15日、各地でEURO2008予選が行なわれ、グループEのクロアチアはアウェイでイスラエルと対戦し4対3と競り勝った。ロイター通信が報じている。

 この試合に勝てば、ライバルのイングランドを勝ち点差で引き離せるとあって、必勝態勢で臨んだクロアチア。だが、EURO予選、W杯予選を通じて13試合無敗、さらにテル・アヴィヴではこの7年間無敗を誇るイスラエルを前に、8分にいきなり失点してしまう。暗雲が立ち込めたものの、35分にスルナがPKを沈めて同点とすると、その4分後にはエドゥアルドが追加点を挙げて逆転に成功する。

 このゴールで勢いに乗ったエドゥアルドは54分にも加点し、その後イスラエルのベナヨウンの得点で追いすがられたクロアチアだったが、再びエドゥアルドがハットトリックとなる得点で引き離す。終盤に1点こそ返されたものの、結局このままアウェイチームが勝ち点3獲得のミッションを達成した。

 グループEのもう1試合、マケドニアとロシアの一戦は2対0でアウェイのロシアに軍配。ブイストロフ、アルシャヴィンが続いて、前半で2点のリードを奪ったロシアは、危なげなく勝利を収めた。これで2位に浮上したロシアのヒディンク監督は、「私が監督に就任してから最高の出来だった」と選手たちを絶賛。ヒディンク体制となって以降無敗を誇るチームの成長に、大きな手応えをつかんだ様子だった。

 なお、この試合ではゲーム中にマケドニア警察とロシアサポーターが衝突する場面も見られている。

2006年11月16日 12時44分 ISM


イタリア、オウンゴールでトルコとドロー/親善試合

 現地時間15日、各地で国際親善試合が行なわれ、イタリアはホームでトルコと対戦し1対1と引き分けた。ロイター通信が報じている。

 試合は序盤からイタリアペース。開始6分にはジラルディーノが巧みな反転から綺麗なボレーシュートを見せたが、これは相手GKに阻まれる。ところがその3分後、ファインセーブを見せたトルコのGKルストゥが負傷退場を強いられるアクシデントが発生。これでさらに得点の期待が高まったイタリアだったが、前線がなかなか噛み合わずにゴールは奪えない。ドナドーニ監督はミランのMFブロッキをデビューさせたが、どちらかと言えば守備面での効果の方が大きかった。

 しかし40分、イタリアに思わぬ形で先制点が転がり込む。途中出場のトルコのGKヴォルカンのゴールキックが目の前のジラルディーノの足に当たると、ボールはディナターレのもとに。目の前には無人のゴールが広がり、あとは楽々と流し込むだけだった。このプレーには、トルコのテリム監督も「あんなのは今まで見たことがない」と不満を露にしていた。しかしその2分後、ゴール前に送られたクロスをマテラッツィが自ゴールに押し込んでしまい、イタリアのリードはあっという間になくなった。

 後半、ドナドーニ監督は一気に5人を交代させ、ローマのアクィラーニもデビューさせる。しかし、経験の少ない選手が揃ったことで、その後はリズムをつかめず。トルコMFエムレにポスト直撃のシュートを放たれるなど、ゴールを脅かされる場面も見られた。ただ、後半に入ってからさらに4人の選手を交代させながらも、守備の堅さだけは失わなかったアッズーリは、結局そのまま試合終了のホイッスルを迎えることとなった。

 「トルコはフィジカル的に強くて速く、スペースを与えてくれなかった」と試合後に相手チームを称えたドナドーニ監督。「いいテストになったが、もっとよく試合をコントロールできたはず」と続け、今後の課題を口にしていた。

2006年11月16日 12時02分 ISM