レアル、ポスト・ロベカルの新星DF獲得

 レアル・マドリー(スペイン)のラモン・カルデロン会長は現地時間14日(以下現地時間)、元ブラジル代表DFロベルト・カルロス(33)と、1年の契約延長に合意したと発表。同時にフルミネンセ(ブラジル)に所属する同国代表DFマルセロ(18)を獲得したことも明らかにした。ロイター通信が報じている。

 レアル・マドリーはマルセロと2012年までの契約にサイン。移籍金については公表されていないものの、現地メディアの報道によると、600万ユーロ(約9億円)から900万ユーロ(約13億6000万円)とされている。

 スペイン『マルカ』紙に対して、カルデロン会長は「マルセロとの契約は我々にとって重要なものだ。彼は若いし、チームに新鮮さを注入してくれるだろう。これは、チームの若返りを図る我々のプランのひとつでもあるんだ」と、18歳の新星ブラジル代表DFを獲得した理由を説明した。また、同クラブは、欧州のプレースタイルに順応させる目的で、今季の残り期間マルセロをユースチームでプレーさせる方針のようだ。

 一方で、カルデロン会長は、同クラブの公式HPで「ロベルト・カルロスとの契約をもう1シーズン延長した。これは彼が望んだことでもある」と語り、今季いっぱいまでだった契約期間を2008年まで延長したことを発表した。ただ、「マルセロは、ロベルト・カルロスの代わりを務めることになるだろう」と、マルセロに対するポスト・ロベカルとして期待を口にしている。

 なお、9月のウェールズ戦で代表デビューを果たしたマルセロは、スピードと攻撃的なセンスに優れたDFで、ロベルト・カルロスと似たタイプのプレーヤーとして認知されている。

2006年11月15日 12時49分 ISM


マルセロといっても東京にいたマルセロではないようですね。ロベカルもフリーか。東京もノリカルのほかに左サイドも補強したい所だが、ロベカルとまでも言わなくても新井場くらいは欲しいですね。新井場こないかな(代表入りできるかもよ)



巻の弟佑樹が名古屋入り
 千葉の日本代表FW巻誠一郎(26)の実弟で、駒大FW巻佑樹(22)の名古屋入りが14日、分かった。大学サッカー界屈指のFWを磐田、東京、鹿島、大宮も獲得を狙ったがこの日、名古屋以外に断りの連絡が入った。また同じ駒大DF筑城(つゆき)和人(22)も名古屋入りする。

 巻は国見高ではDFだったが駒大入学後、FWに転向。182センチ、75キロの体で最前線に飛び込む、兄譲りの泥臭いプレーでFWに定着した。昨年8月には日本のユニバーシアード3連覇に貢献。今季も関東大学リーグ19試合で8得点7アシストと万能ぶりを見せる。

 巻獲得は名古屋の至上命題だった。開幕前に柏からFW玉田を獲得も、ポスト役が不在で決定力不足を露呈。7月に188センチのノルウェー代表FWヨンセンを獲得し、前節でJ1残留を確定させたが、目標は日本人看板FWの育成だ。即戦力として巻への期待は大きく、兄との「直接対決」の日も近そうだ。

[2006年11月15日7時38分 紙面から]


名古屋というと優秀なFWをつもってはすぐ放出するというイメージがありますが、名古屋の巻弟は来そうな予感。