2回目のテスト?

千葉のオシムチルドレン7人代表候補
2006年8月11日(金) 6時5分 スポーツニッポン

 日本代表のイビチャ・オシム監督(65)が、千葉の“走れる”7選手を日本代表候補にリストアップしていることが10日、分かった。候補に挙げられたのはFW巻誠一郎(26)、MF阿部勇樹(24)のほか、MF羽生直剛(26)、佐藤勇人(24)、山岸智(23)、水野晃樹(20)、DF水本裕貴(20)の7人。16日のアジア杯予選イエメン戦(新潟)のメンバーは13日に発表されるが、オシム監督が育てた千葉から何選手が選ばれるか注目される。

 オシム監督は9日に行われたトリニダード・トバゴ戦の日本代表メンバーに関しては、A3チャンピオンズ杯に出場した千葉、G大阪からの選手の招集は、最終的に断念した。だが、千葉の関係者によると「オシム監督は千葉で7選手を呼びたがっていた」という。その7人とは、すでにA代表の経験がある巻、阿部のほか、羽生ら5選手。いずれも千葉のオシムチルドレンで「考えて走るサッカー」の“お手本”とも言える選手たちだ。

 すでに、オシムジャパンのベースとなる13選手が4日に発表されており、16日のイエメン戦にこの千葉の7選手全員が招集される可能性は低い。ただ、オシム監督は、トリニダード・トバゴ戦後「コンビネーションを短期間で完成させる方法はある一定の固まりから選ぶこと」とも話しており、この7選手の中から複数の選手が招集されることは間違いなさそうだ。

 オシムジャパンの初勝利から一夜明けたこの日、千葉の選手はオシム監督が試合後に漏らした「90分走れない」という問題について一様に納得顔。巻が「体力も消耗しますしキツイですよ」と人ごとのように言えば、佐藤も「みんな90分走れなかったみたいですね」と苦笑いを浮かべながら話した。

 オシム監督の指導を受けてきた千葉イレブンにしてみれば、90分間走り続けることは基本中の基本。それだけに、初のA代表入りが有力視される千葉の運動量No・1、羽生は「監督が90分持たなかったと言うなら、それを超えられるパフォーマンスができれば」と自信をのぞかせた。オシムサッカーの理解者である千葉組が“お手本”となるプレーで、日本代表をけん引していくことになる。

[ 8月11日 6時5分 更新 ]

選ばれてもおちおちしてられませんね。