御前試合での体たらく

☆質問かわすオシム監督 ◆J1第16節 FC東京0―2広島(29日・味の素スタジアム) 

日本代表のオシム監督と大熊コーチ、21歳以下(U―21)日本代表の反町監督の3人がそろって視察に訪れた。

 オシム監督はキックオフから20分以上遅れて到着したが、広島の佐藤寿の2点目はチェックできた。「ゴールしたかどうかは重要じゃない。それ以外にもいいプレー、悪いプレーがあった」と質問をかわし、旧知である広島のペトロビッチ監督とともに競技場を去った。

(2006年7月29日22時28分 スポーツ報知)


「悪いプレー」とは東京のことでしょうか。しっかりチェックされています。



☆佐藤寿、オシム監督の前で2得点…J1第16節 ◆J1第16節 FC東京0―2広島(29日・味の素スタジアム) 


佐藤寿が持ち味を発揮、2得点で広島を勝利に導いた。前半20分、ウェズレイが素早くけったFKに反応して先制ゴール。後半3分にもウェズレイとの連係で相手守備ラインの裏に抜け出して決め「ここ2、3試合、2トップでいいコンビネーションができている」と声を弾ませた。

 これで今季10得点。日本人最多だった昨季の18点を上回るペースでゴールを重ね「日本では誰にも負けたくない」ときっぱり。観戦した日本代表のオシム監督の前での活躍に「ちょっと意識した。見ている時に結果を出せるかどうかも選手の力」と意気盛んだった。

(2006年7月29日22時09分 スポーツ報知)



☆決定力と集中力欠き東京は完敗/J1
<J1:広島2−0東京>◇第16節◇29日◇味スタ

 東京は前節の快勝を生かせなかった。26日のC大阪戦は5−1と大勝。だが、FWルーカス、MF伊野波が警告を受け、この日の試合が出場停止に。決定力と、守備の局面での集中力が低下した。

 ガーロ監督は「3点、4点と、もっと失点を重ねてもおかしくない試合だった」と厳しい見方を示した。

[2006年7月29日22時56分]


現実を分析するのは必要だとしても、監督としてどこが判断を誤ったのか、どう修正していくかのほうがもっと大切なはずだが、どうも後手後手に廻ってる印象があります。


追記、
監督を解任するか、続投させるかは最終的にはサポーターの方々の総意で決めることだから、ここでは触れないことにします。
昨日の問題点を整理してみたく・・・


1、左サイドバックの問題がやはり軽視されているように感じます。今野の守備能力自体は問題ないとしても、今野をボランチの位置から外すことで中盤における守備力が著しく低下したように思います。やはり伊野波・ルーカス不在という「緊急事態」では左サイド・中盤の守備力を安定させることが第一ではないでしょうか。(攻撃力が低下するのはやむを得ない)


2、1と連動してるのですが、セレッソ戦で今野・三浦文丈・梶山の3ボランチで中盤は上手く機能したのですが、昨日は今野を左サイドバックに回したため、三浦・梶山・川口で中盤を構成したため、守備力(というか東京ペースでの試合の組み立て)が全くなくなってしまいました。川口にボランチ的な動きを突然要求しても対応しきれないでしょうね。


1と2は「采配ミス」といわれても仕方ないでしょうね。


3、それからバックアッパーの問題、トップ下の栗澤やスーパーサブとしての戸田、阿部は本来の起用法ですが、動きが悪かった。昨日の試合に限らず、最近の数試合、本来の仕事が出来ていないようでずっと気にはなっていました。現在の戦法ではどう動くべきか選手の側でも理解しきれていないようにも見えるし、監督の方も彼らを生かすような起用法も固まっていないようにも見える。(おそらくその両方なんでしょう。)


先発メンバーは固まってきても、バックアッパーがこのような「お寒い」状況では先々も大変だろうなあという感じがします。