強い精神力(意思力)

cafebakerst2006-07-02

☆輝き取り戻した元王者=強い意志でブラジル撃破


準々決勝・ブラジル―フランス。試合後、サポーターの声援に応えるフランス・イレブン。フランスは1―0でブラジルを破り、準決勝進出を果たした(1日) 【AFP=時事】
2006年7月2日
 8年前の決勝の再現は思わぬ形で始まった。連覇を狙う王者ブラジルに挑戦したフランスが完全に主導権を握る。ジダンを軸に中盤を支配し、アンリのゴールで先制すると、大きなピンチを迎えることもなく逃げ切った。まるで時計が逆戻りしたかのように、かつての王者が輝きを取り戻した。

 34歳のジダンとチュラム、33歳のマケレレが全盛時を思わせる切れのある動きを見せた。ブラジルを自陣に押し込め、アンリがシュートを放つ。跳ね返ったボールはマケレレビエラがことごとく拾って波状攻撃を仕掛けた。

 前半終了間際にはジダンのスルーパスからビエラが抜け出す。フアンの警告覚悟の反則がなければ、ゴールにつながる絶好のチャンス。後半に入っても勢いは衰えない。そして12分。ジダンの左FKを右ポスト際でアンリがゴールネットに突き刺す。待望の先制点は必然の流れだった。

 圧倒的不利の前評判を覆したのは、早々と1次リーグで敗退した前回日韓大会の汚名を返上し、再び王座に立つという強い意志だった。そして何より、球際の競り合いに負けない闘志があれば、ブラジルも怖くはないことを豊富な経験から知り抜いていた。

 ジダンは「ここまできたら決勝を目指す。ここで終わりたくないし、もっと続けたい」と語気を強め、アンリも「このまま突き進んでいきたい。あと2つだ」と王座に狙いを定めた。

 ドメネク監督は「言葉では表せないぐらい最高の気分だ。次のポルトガルも簡単な相手ではないが、今はこの勝利を味わいたい」と興奮を抑え切れない。優勝候補最右翼の王者を倒した自信は、チームに大きな勢いをもたらした。(フランクフルト時事)


「精神力」という言葉を語るのは簡単だけど、それを実行して実際に示すとなると、想像を超えているような気がする。
ジダンが本当に超人に見えてくるこの頃