アルゼンチン破れる

cafebakerst2006-07-01

実力的には圧倒的優位と見られていたアルゼンチンですが、PK負け。アルゼンチンが姿を消すというのはやはりある種の「寂しさ」がありますが、前日にある記事を読んで、アルゼンチンはひょっとしたら精神的に破れるのではないかと予感したのですが、これがその記事


テベス、メッシがドイツを挑発 (スポニチ

リケルメ(右)に抱きつく?テベス。左はゴンザレス
Photo By AP

 アルゼンチンの若きスター2人が、30日のW杯準々決勝での激突を前にそろってドイツを挑発した。ともにW杯でのPK戦で3戦負けなし。FWカルロス・テベス(22=コリンチャンス)が、PK戦になればドイツGKイェンス・レーマン(36=アーセナル)の頭を狙うと過激発言。FWリオネル・メッシ(19=バルセロナ)は、開催国相手のアウエー戦を歓迎し、注目のカードは試合前から過熱気味だ。 【決勝T】

 怖いもの知らずの22歳が、ドイツの守護神に挑戦状を叩きつけた。テベスは29日付のビルト紙に「PK戦になったら、レーマンの頭を狙ってやる。ぶっ倒れるか、それともボールがそのままゴールに入るかだな」とコメントした。1次リーグのセルビア・モンテネグロ戦でW杯初ゴールを挙げたテベスクレスポサビオラの控えだが、切り札として終盤に投入されることは確実。それだけに延長、そしてPK戦をも見据えている。

 両チームはともに過去のW杯でのPK戦は3戦全勝。レーマンが「私は今季の欧州CLでリケルメのPKを止めたからね」と自信満々なのを聞くと、「じゃあ(リケルメが蹴るときは)ピストルの照準をレーマンの頭に合わせるよ」。紅白戦でチームメートと乱闘するなど悪童としても知られるだけに、冗談も物騒な表現だった。

 19歳のメッシも負けていない。開催国相手とあって完全なアウエー状態は確実。「準々決勝から先はすべて難しい試合になる。特にドイツはホームだからね」と警戒心を示したが、一方で「観客を敵に回してプレーするのは好きなんだ」と相手サポーターをあおった。欧州制覇を成し遂げた今季の欧州CL。事実上の決勝戦と呼ばれた決勝トーナメント1回戦のチェルシーとのアウエー戦では、巧みに反則を誘って相手を退場に追い込んだ。若さに似合わないしたたかさで、屈強なドイツを翻ろうするつもりだ。

 チームは29日午前にニュルンベルク近郊のヘルツォークウラッハで練習を行い、決戦の舞台となるベルリンへ移動。86、90年決勝で星を分けた因縁の激突は、若きスターの挑発でさらにヒートアップする。

 ≪レーマンさらり≫ドイツ代表GKレーマンテベスの挑発をさらりと受け流した。29日、ベルリンでの前日会見に出席した守護神は「PK戦に突入する確率?そんなことは分からないけど、PK戦になっても問題はない」とベテランらしく落ち着いた対応。控えGKカーンに対する質問にも「今は試合に集中したいから答えたくない」と周囲の雑音をシャットアウトした。

 会見にはクリンスマン監督と主将のバラックも出席。アルゼンチンFWサビオラが「アルゼンチンが勝つ可能性は60%」と語ったことを聞かされたバラックは「われわれにはあと3試合やりたいという渇望がある。私はドイツが60%だと思う」と反発。クリンスマン監督も「恐れることは何もない」と自信をのぞかせた。
[ 2006年06月30日付 紙面記事 ]


結果として、レーマンの冷静さが証明されたかたちになってしまいましたが、ここぞという大勝負には冷静さがやっぱり必要。ここぞという決定的な場面で結果を残したレーマンはやはり正GKにふさわしいということなんでしょうね。
まあカンビアッソで止められたら仕方ないですかね。