ブルガリア戦

ポジノフもベルバトフもいないブルガリア2軍なんてと思ってたんですが、面白かった。特にペトロフトドロフのサイドチェンジから「秒殺ゴール」は東欧サッカーマニアにはたまらないものがあったと思います。


昨日のブルガリアはパス回しもちぐはぐだったし、にわか仕立ての印象は否定できなかったんですが、とにかくボールを奪われない。ボールを取ったら速攻攻撃をかけるとシンプルなサッカーを貫徹していたように感じました。逆にとにかくボールを奪ってボールを持ったら誰でも攻めるという意識さえあれば、チームオーダーとか細かな約束事とかなくても十分戦っていけるんだということじゃないでしょうか・・・


あとブルガリアの選手は毛の薄い選手が意外と多くて、ファッションやスタイルなどかまってないという感じもなかなかよかったと思います。(現在の日本代表は一大産業で代表に選ばれたとたんファッションその他の業界がまとわりついてくるという部分も大きいわけだけど)


昨日は遠藤がトップ下とかよくわからない布陣でしたし、とにかく玉田にゴールを取らせる為の試合という感じで「本当に勝つ気があるんかいな」と思ってみてましたが、いまさら特定の一個人のために試合をやってる場合なのでしょうか?


巻は素晴らしかったと思います。相手ゴールまで走りこんで、交錯すれすれのところで相手にあててコーナーキックを取ったり、得点の時のゴール前のポジショニングといい、色々自分なりに工夫していて戦略的に動いておりしかもタイミングがはまってるところはドイツに行く前の高原の全盛期を思い出しました。巻は選ばれるんじゃないかな・・・


そもそも昨日の試合で遠藤をトップ下におくという、本番でもまず試さないような布陣をひくのであれば、トップ下で長谷部を先発させるとか、またセンターバックに茂庭を使ってみるとかしたほうがまだ先に望みがもてたかもしれませんね。