シャムスカ・マジックを考える

cafebakerst2006-02-24

☆〈今季のJ1〉大分:戦力低下、采配でカバー
2006年02月23日11時43分

昨季は9月にブラジル人のシャムスカ監督が就任するとチームは変貌(へんぼう)。17位から過去最高の11位まで順位をあげた。06年に期待を抱かせる終わり方だったが、オフに劇的な変化が待っていた。

昨季18得点のエースFWマグノアウベスがガ大阪へ。トップ下の吉田も横浜に移籍した。さらに財政難の影響を受け、選手数が昨季の開幕時より3人少ない25人に。平均年齢は23.7歳となり、少数精鋭の若いチームで戦うことになった。

課題は明白だ。主力が抜けた攻撃陣をどう活性化させるか。アテネ五輪代表のFW高松と、新外国人のブラジル人FWオズマールの新ツートップが浮沈の鍵を握る。

戦力低下の上、25人体制で故障者が続出したら……。不安は尽きない。それでもシャムスカ監督は余裕を見せる。「心配ない。前半で8位以内につけ、タイトルを狙える位置までいきたい」

昨季、快進撃を引き出した采配は「シャムスカ・マジック」と言われた。苦しい状況でも動じない監督の「マジック」が今季もあるかもしれない。


朝日新聞ではしきりに「シャムスカ・マジック」を強調しておりますが、じゃあ具体的にはなんなの?と聞いても、多分分からないでしょうね(苦笑)
まあ朝日新聞じゃあ埒が明かないということで・・・



トリニータ  実戦想定、入念に練る (大分合同新聞

セットプレーの練習をするイレブン

U−19代表は主将としてけん引する福元
【宮崎県綾町で高橋桂子】大分トリニータの2次キャンプ第7日は22日、宮崎県綾町の「てるはふれあい文化公園」内グラ 午前中は、20日の練習試合のスタメン組にオズマールらを加えた13人が、約1時間半のトレーニング。
午後はサブ組が、前半は宮崎産業経営大、後半は鹿屋体育大を相手に練習試合を行い、6―0で勝った。前半は大分の動きが全体的に悪く0―0で折り返したが、後半は全員が連動して動けるようになり、スピーディーな展開から得点を積み上げた。
最終日の23日は午前11時から、同グラウンドで本田技研と対戦し、キャンプを打ち上げる。26日午後2時からはビッグアイで、九州リーグのV・ファーレン長崎と開幕前最後の練習試合をする。


セットプレー練習繰り返す


前日のサブ組に続き、スタメン組もようやく”本格実戦モード”に突入した。
キャンプ最終日の本田技研戦を前にした練習では、まず攻撃時のボールの運びをトレーニング。DFからボランチを経由してサイドへ。あるいは一度受けたトップ下がサイドに流れて、最後は中へ入れる…など、多彩なパターンの運び方を、それぞれ何度も反復練習。その後は30分以上かけてセットプレーを繰り返した。プレーごとに、シャムスカ監督から、動き出しやボールのもらい方、出し方などについて、細かい指示が飛んでいた。

終了後、複数の選手が「やっと細かいプレーの意識づけが始まり、イメージがわいてきた」と手応えをつかみ、主将の三木も「セットプレーなどこれまでやっていなかったことができた。23日の試合で少しでもやったことが出せ、いい形でキャンプを終われるといい」と話していた。


大学生相手にサブ組6得点

午後の練習試合では、サブ組が”最後のアピール合戦”。前半こそ動きが硬かったが、後半は大学生相手とはいえ、6得点。高卒ルーキー市原が2得点するなど、今年から18人(昨年までは16人)に増えるベンチ入りメンバーの枠に分け入ろうと、気合の入ったプレーを見せた。
1点目を決めた松橋は「もっと前半からやれたという悔いはあるが、得点という結果は残せた。また大分に帰ってアピールする」。途中からはトップ下も務め、アシストなどいい働きをした梅崎は「満足はできない。開幕では取りあえずベンチに入りたい。この後も出られたら結果が残せるように準備しておきたい」と、必死の表情だった。


DF福元 プロ初年度「甘え排す」

「去年は高校生だから許される部分があったかもしれない。でも今年からは甘えられない」。大分生え抜きのルーキーは、プロとして最初のキャンプを過ごしながら、そう思い定めている。
昨季はユース所属ながら、シャムスカ体制になってリーグ戦7試合に出場。U―19日本代表では主将として、来年の世界ユース出場を目指すチームをけん引する存在だ。今年のスタートは、代表として優勝したカタール国際大会に出場。チームには1次キャンプの途中から合流した。

今季も代表との両立が続くが、本人は「まずチームで結果を残すこと。チームで活躍しないと代表にも選ばれない」とキッパリ。現在は、合流の遅れもあってか先発メンバーとして固定されているわけではなく「まず開幕スタメン。そして少しでも多く試合に出たい」と目標を語る。

プロ1年目のテーマは、プレーでは「ヘディングと左足の精度を高めること」。メンタル面では、三木ら先輩のアドバイスも受けながら「もっと自信を持ってプレーすること」だ。
大分が誇る逸材だが、「まだ、常に百パーセントを出さないと通用するレベルじゃない。一パーセントでも落としたら駄目」と自らの評価は厳しく「毎日集中を切らさずやる」と、充実した1年にすることを誓っている。


[2006年02月23日09:57]


トリニータ 徳島に1−2 連係なお不足 (大分合同新聞


途中出場した徳島のMF金(30)
【宮崎で高橋桂子】大分トリニータは2次キャンプ第4日の20日、宮崎県綾町の「てるはふれあい文化公園」内グラウンドでJ2の徳島と2試合目の練習試合を行い、1―2で敗れた。

 大分は前半、ラインが下がっててこずった福岡大戦の反省から、ラインを高く保っていい位置でボールを奪い、攻撃の形をつくった。29分に根本からボールを受けた内村がペナルティーエリア内に切れ込み、中へ。詰めていた高橋が決めて先制した。しかし、その後はボールを持ってからの連係がいまひとつで、1―0のまま折り返した。
後半に入ると、全メンバーを交代させた徳島に対し、大分は動き、プレーの精度とも落ちた。前がかりになったところで、DFラインとボランチの間にできたスペースをつかれるなどし、13分と19分に失点した。
第2次キャンプ第5日の21日は午後、この日のスタメン組はリカバリー、他のメンバーは通常のトレーニングをする。


首脳陣「結果にはこだわらぬ」

○…今季の大分の完成した姿が見られるのは、もう少し後になりそうだ。福岡大戦、この日の試合を通じ、攻守両面でコミュニケーション、連係が不足しているのは明らかで、周囲が期待するような結果はなかなか出ない。
選手たちもそれは自覚しており、根本は「去年のよかったときみたいな、チャレンジや連係ができていない」ともどかしそうで、三木も「全員がまだ個人的にプレーしてしまっているところがある。チームとしてしっかりやらないと」と反省。

それでも、試合を見た原靖強化部長は「攻撃に関しては、高松とオズマールが出ていないし、守備もやるべきことが今、明らかになった方がいい。そう心配はしていない」と、結果にはこだわらない姿勢。
シャムスカ監督も「開幕までに完全に百パーセントになるチームはない」と持論を展開し「この時期は、自分たちのサッカーができるようにしていけば、負けても大丈夫。チームを信じている。不安はない」と話していた。

徳島・金がアピール

○…徳島のMF金尚佑(柳ケ浦高出身)が後半開始から登場。中盤の左サイドに入った。持ち前のフィジカルの強さと積極的に前へ向かう姿勢で枠内へのシュートを放つなど、メンバー入りへアピールしていた。

[2006年02月21日09:53]


現段階では大分も調整中というのが実情(まあどこも同じだけど・・・)シャムスカ・マジックとはなにも特別な理論があるわけでなく、とにかく基本を忠実に、運動量の豊富さと連係プレーでチーム力の向上を目指してるような印象を受けたのですが・・・


そういや、写真の沖雅也も大分出身でしたね^^