トータルフットボールについて考える

cafebakerst2006-02-23

Jリーグでも指揮官がよく使う言葉のひとつが「トータルフットボール」という言葉ですね。
しかしその言葉の意味はあまり理解されていなし、また実戦で成功例もあまり見ないというのが現実のような気がする。自分も実は理解不充分でクライフの自慢話くらいしか認識していなかったんだけど、最近、成功例らしきものを発見・・・


ブレーメンがホームでユベントスを下す=欧州CL

 ユベントスチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦のベルダー・ブレーメンとのアウエーゲームに2−3で敗れた。ファビオ・カペッロ監督はブラージをスタメンに起用し、前線はトレゼゲイブラヒモビッチのツートップ。デルピエロは今回もベンチからのスタートとなった。

 前半8分のクラスニッチミドルシュートはGKブッフォンがセーブ。ユベントスは前半9分、ネドベドの左からのCKにカモラネージがフリーで合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーの上を越えた。13分、クラスニッチが再び狙ったが合わず。序盤はブレーメンが主導権を握っており、ユベントスはカウンターで反撃していた。

 23分にはブッフォンが2本の奇跡的なセーブを披露。まずはフリンクスのシュートをはじき出し、続いてのCKではファーレンホルストのヘディングを阻んだ。その2分後、イブラヒモビッチが先制ゴールの絶好のチャンスを迎えたが、GKビーゼとの1対1の場面でシュートを外してしまった。
 27分にもユベントスに惜しいチャンス。カモラネージの右からのクロスにトレゼゲが頭で合わせようとしたが届かなかった。29分、クローゼが左サイドからのクロスに合わせられず、ボールはペナルティエリアを横切っていった。

 39分にはシュルツのゴールでブレーメンが先制。ゴール前での混戦からブッフォンを破った。前半終了間際にはビエイラに同点のチャンスがあったが、ゴールの目の前でボールタッチが大きくなりすぎてしまい、ビーゼにボールを奪われた。

 後半もそのままのメンバーでスタート。まずはイブラヒモビッチがカウンターからの惜しいチャンスを逃した。カペッロは59分にイブラヒモビッチを下げてデルピエロを投入。64分、シュルツの左足のシュートはブッフォンが問題なく防いだ。その1分後、右からのクロスに合わせたボロウスキのヘディングはわずかに枠の外へ。ユベントスにとっては肝を冷やした場面だった。

 ブレーメンも選手を入れ替え、68分、クローゼを下げてバルデスを投入。73分にはユベントスが同点に追いついた。デルピエロが起点となり、ボールを受けたビエイラがネドベドにスルーパス。ビーゼは飛び出したが、ネドベドのシュートがゴールネットを揺らした。
 ユベントスはさらにカモラネージに代えてサラジェタを送り出す。82分にはデルピエロからのパスがディフェンスに当たり、浮き球がトレゼゲのもとへ。トレゼゲがヘディングシュートを決めて2−1とした。

 これで試合は決まったかと思われたが、ブレーメンは87分、フリンクスのクロスにボロウスキが合わせて2−2。さらにロスタイムにはミクーがゴール前へのボールを頭で押し込んで3−2とした。

(C)SPORTサッカー

[ スポーツナビ 2006年2月23日 11:27 ]


湯浅氏のわかりやすいコラムを見つけたのでリンク
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/germany/column/200511/at00006669.html