スポニチより

cafebakerst2006-02-16

☆「ストライカーランキング」 大黒の決定力 世界2位
 
データやランキングなど数字にこだわってチーム、選手などを紹介していく。第1回は出場32カ国のFWによる「ストライカーランキング・ベスト30」。見ている者が興奮し、喜び、そして落胆するゴールシーン。それに最も多く出演するのがストライカーだ。豪快なロングシュートもあれば、押し込むだけの“ごっつぁん”ゴールもある。本大会の主演候補たちを地区予選の1試合(90分)あたりのゴール率を基にランキング化してみた。


上位は“無名選手”

ランク上位は世界的には無名なストライカーが並んだ。1〜8位は本大会に出場すればいずれもW杯初出場となる。

2点近いゴール率をマークし、1位となったフランコフスキは国内リーグで通算100ゴール以上。フランス、日本、スペインでプレー経験があり、1月末からイングランドへ。途中出場で3得点するなどジョーカー起用の可能性が高い。


本番でも日本救う

最終予選で得点力不足に悩む日本を救った大黒が2位。フランコフスキと同様に少ない出場時間で結果を出してきた。3位ジョンソンは03年世界ユース得点王。予選は4試合連続得点もケガで途中戦線を離脱。今週末の日本代表戦に出場するか注目だ。

 04年にすい星のごとく現れたのが4位トニ。5位ロクベンツと6位コレルのチェコのダブル大砲がようやく本大会に登場する。7位ゲマンディアは02年大会で攻撃力が弱点だった母国のイメージを変ぼうさせる決定力を持つ。

 今大会のスーパースター候補となるのが8位ドログバ、9位イブラヒモビッチ。現在、所属クラブで欧州サッカーを席巻している2人が、世界の大舞台でどのような活躍を見せるか。10位は予選最多ゴールのボルヘッティ。中田の同僚は本大会でも得点王を狙う。

 80年代の名ストライカー、マルコ・ファンバステン(現オランダ代表監督)は「9本のスーパーゴールと10本の平凡なゴール、どちらかを選べというならボクは迷わず10本の方を選ぶ」と1点の重みを説いた。1つのゴールで明暗は分かれる。重責を担うストライカーたちが大会のドラマを作っていくのは今も昔も変わらない。

久保“隠れ”3位

日本勢は大黒が2位にランクされたが、次点は鈴木の44位。続く柳沢、玉田が80位台。先発有力候補の高原は1次予選・シンガポール戦の1点だけで93位だった。規定に達せずランク外の久保は3試合2得点のゴール率1・579で、数字だけなら3位に相当。待望論が出るのも当然か。


大物は不利に


優勝候補ブラジルではアドリアーノの16位が最上位。02年得点王のロナウドは10ゴールも終盤の6試合で1得点しか挙げられず32位。イングランドルーニーはワースト3位の7試合597分無得点。05年以降の予選以外のAマッチは3試合2得点だったが、予選では結果を出せず。ちなみにランキング最下位はトリニダード・トバゴ代表のヨーク(12試合1080分無得点)だった。
[ 2006年02月07日 紙面掲載]


順 G率 選手 国名 所属チーム 試合 出場分数 G
1 1.816 フランコフスキ ポーランド ウルバーハンプトンイングランド) 7 347 7
2 1.731 大黒 将志 日本 グルノーブル(フランス) 4 156 3
3 1.455 ジョンソン 米国 ダラス(米国) 7 433 7
4 1.358 トニ イタリア フィオレンティーナ(イタリア) 8 265 4
5 1.278 ロクベンツ チェコ ザルツブルクオーストリア) 7 352 5
6 1.188 コレル チェコ ドルトムント(ドイツ) 8 682 9
7 1.164 ゲマムディア チュニジア ストラスブール(フランス) 4 232 3
8 1.119 ドログバ コートジボワール チェルシーイングランド) 9 724 9
9 1.108 イブラヒモビッチ スウェーデン ユベントス(イタリア) 8 650 8
10 1.106 ボルヘッティ メキシコ ボルトンイングランド) 14 1139 14
11 1.067 パウレタ ポルトガル パリSG(フランス) 12 928 11
12 1.059 トンプソン オーストラリア PSV(オランダ) 3 170 2
13 1.050 フォンセカ メキシコ クルス・アスル(メキシコ) 11 857 10
14 1.032 A・ギャン ガーナ モデナ(イタリア) 7 349 4
15 .998 アデバヨール トーゴ アーセナルイングランド) 12 992 11
16 .959 アドリアーノ ブラジル インテル・ミラノ(イタリア) 9 563 6
17 .951 ダエイ イラン サババテリ(イラン) 10 852 9
18 .908 ドスサントス チュニジア トゥールーズ(フランス) 7 595 6
19 .906 F・トーレス スペイン Aマドリード(スペイン) 11 695 7
20 .895 ケズマン セルビアモンテネグロマドリード(スペイン) 7 503 5
21 .893 シセ シセ リバプールイングランド) 6 403 4
22 .854 メシャル サウジアラビア アル・アリ(サウジアラビア) 5 316 3
23 .804 ジャバー サウジアラビア アル・ヒラルサウジアラビア) 5 336 3
24 .785 李東国 韓国 浦項(韓国) 8 573 5
25 .775 ファンニステルローイ オランダ マンチェスターU(イングランド) 10 813 7
26 .764 ズラフスキ ポーランド セルティックスコットランド) 10 825 7
27 .720 サボリオ コスタリカ サプリサ(コスタリカ) 7 375 3
28 .714 フレイ スイス レンヌ(フランス) 10 882 7
29 .713 ポドルスキ ドイツ ケルン(ドイツ) 12 884 7
30 .709 ディンダン コートジボワール ランス(フランス) 10 888 7
 ※G率=1試合(90分)あたりのゴール率、Gはゴール

 <ランキング規定>調査対象は開催国ドイツの05年Aマッチに出場したFW7人、他31カ国の各地区予選に出場したFW266人の計273人。その中で05年に行われた予選の試合に出場していない者を除外。さらに  (1)各国の予選総試合時間の4分の1以上に出場(ドイツも同条件)  (2)各国予選ラスト3試合の総試合時間の半分以上に出場  この(1)、(2)のどちらかを満たした者をランキング対象者とした。また、ゴール率が同率の場合は決勝ゴールの数、次に出場時間の少ない者が上位。


☆昨日はかなり心配しましたが、時間があったので、色々検討して見ましたが、1トップか2トップかと言う点と1.5列目の両サイドが決まってくれば、一応「新体制」は完成という風に見ますが・・・若手中心だけにまだ壁は出てくるとは思うけど・・・(ルーカストップ下は結構いけてるみたいですね)


写真はヴィオラのゴル裏(強化プラスチック?)