サンスポより
☆代表招集めぐりクロアチア内紛
クロアチアの2大クラブ、クロアチア・ザグレブとハイデュク・スプリトがカールスバーグ杯(1月29日開幕、香港)に出場するクロアチア代表に主力を派遣しない方針を固めた。28日付のスポルツケ・ノボスティ紙が「ディナモ(クロアチア・ザグレブ)、ハイデュク対クロアチア代表」と1〜3面で報じた。
ザグレブのマミッチ副会長は「協会はわれわれを利用して金もうけしようとしている」と反発。既に協会へFWボシュニャクら4選手の派遣拒否を伝えたという。韓国などと2試合を戦う同杯には海外組は招集できないため、クラニカル監督は国内、ウクライナでプレーする若手中心で臨む予定だったが、さらに骨抜きになる可能性が高まった。スプリトのグルギッチ会長も「クラニカルの価値は誰でも分かる。テストは不要」とし、指揮官の愛息ニコ・クラニカルさえ招集が難しい。(ザグレブ・河野和子通信員)
[ 2005年12月29日付 紙面記事 ]