格上ぞろい…反町ジャパン試練のB組
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多くの報道陣に囲まれた反町監督は「厳しい組になったのは確かだけど、楽しみ」と強気に語った
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 8月に開催される北京五輪サッカー男女の組み合わせ抽選が20日、北京で行われ、男子はオランダ、ナイジェリア、米国と同じB組に入った。強豪ひしめくグループとなり、68年メキシコ大会以来のメダルを目指すU―23日本代表は厳しい戦いを余儀なくされることになりそうだ。また、女子も前回覇者の米国と同じG組になるなど厳しい組み合わせとなった。【1次リーグ組み合わせ】

 反町監督は厳しい表情で抽選を見届けた。日本と同じB組に入ったのは、U―21欧州選手権を制して五輪出場を決めたオランダ、アフリカ最終予選を無敗で突破したナイジェリア、過去12回の出場を誇る米国の強豪3チーム。指揮官は「この世代のオランダは正直、強い。この世代はオランダとアルゼンチンの2強と思っているので、やりがいがある。厳しい組になったのは確かだけど、楽しみ」と覚悟を決めた。

 最大の難敵はオランダだ。北京世代の日本はU―20W杯オランダ大会で対戦して1―2で敗れている。スコアこそ1点差だったが、内容では完敗。カナダ出身でオランダ国籍を取得したMFデグズマン(フェイエノールト)らに加え、オーバーエージ(OA)候補にはFWカイト(リバプール)らも挙がる。5月20日開幕のトゥーロン国際大会でも対戦するが、お互いに手の内を隠す可能性が高い。

 ナイジェリアは96年アトランタ大会の優勝国。MFミケル(チェルシー)らを擁して3大会ぶりの優勝を狙っている。米国は同国代表最年少デビューを果たしたFWアドゥー(ベンフィカ)が攻撃の核。反町ジャパンは昨年2月の親善試合で1・5軍の米国を相手にホームでスコアレスドローに終わっている。

 反町監督は「まずは1次リーグ突破、そしてメダルに届くようにベストを尽くす」と力を込めた。3人まで起用可能なOAについて明言は避けたが、強豪ひしめく組に入ったことで起用を決断する可能性は高い。反町監督は埼玉県内で行われる強化合宿(21〜23日)を指揮するため、21日に帰国予定。8月7日の初戦米国戦まで約4カ月。相手のイメージを頭に描きながらチームづくりを進めていくことになる。 【米国戦力分析  ナイジェリア戦力分析  オランダ戦力分析】

[ 2008年04月21日 ]


赤嶺選手、大竹選手と代表合宿に呼ばれるのは喜ばしいのですが・・・