御大怒る

オシム前監督、特定選手を「成長ない

日刊スポーツ

 日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(66)が、代表選手に苦言を呈した。日本協会の川淵三郎キャプテン(71)が23日、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(30日・国立)の観戦を要請するためにオシム氏が入院する都内の病院を訪問。「これだけ(新聞に)書かれて、ダメだとは言えない」という返事で観戦が決まった後「代表選手に対して怒っていた」ことを明かした。

 オシム氏は、特定の選手の名をあげて「(代表に)選ばれ続けているのに、成長がない。可能性があるのだから、もっと責任を感じるべき」と話したという。「具体的な名前は言えないけれど、僕が説教されているようだった」と川淵氏は怒りの激しさを口にしながらも「元気になった証拠だね」と笑顔も見せた。

 オシム氏自身は「自分が目立つべきではないし、代表に余計なプレッシャーをかけたくない」と話しているが、川淵氏は「観戦する姿を大型ビジョンで映し、できれば話もしてほしい」と頼んだという。血色も良く、オシム節も復活。「頭の方は完全回復している。見た目には、昔のオシムさんと変わらない」。早ければ2月下旬にも退院できる見通し。周囲の想像をはるかに上回る回復ぶりで、オシム氏がスタジアムに戻ってくる。【荻島弘一】

2008年1月24日 09時08分 日刊スポーツ


オシム前監督、ボスニア戦観戦OK!杖なしで15m歩行

サンケイスポーツ

 日本サッカー協会川淵三郎キャプテン(71)は23日、都内の病院でリハビリ中のイビチャ・オシム前日本代表監督(66)が、30日の親善試合ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(国立)観戦を快諾したことを明かした。この日、見舞いに訪れたキャプテンの前で歩くなど、驚異的な回復ぶりを示したオシム氏は、昨年11月16日に急性脳梗塞(こうそく)で倒れて以来、初めて公の場に姿を見せる。

 雪の中、見舞いを“強行”した川淵キャプテンの笑顔がすべてを物語っていた。脳梗塞で倒れてから約2カ月強。オシム前監督が聖地・国立に戻ってくる。

 「30日の試合観戦はOKということになりました」とキャプテン。すでに観戦プランが報じられていることもあって、オシム氏は「今さら行かないとも言えないだろう。元気な姿を見せられるとき、初めてそういう場に行けるもの」と話したという。

 体も順調に回復している。キャプテンの目の前でオシム氏は両足に歩行補助器具をつけ、右手にステッキを持ちながら15メートル、さらにステッキを手放して15メートルを歩いた。「驚いたよ。スピードもあったし、血色もよかった。話し方も以前に戻った」とキャプテン。早ければ2月下旬に退院できる見通しを明かした。

 「国立では可能ならマイクを通じて、話をしてほしいと言ったら『何を話せばいいんだ?』と。オシム節は健在だったよ」とキャプテン。一方で、代表選手に対しては「もっと責任を感じるべきだ」との叱咤激励も忘れなかった。

 「(観戦は)何か監視しているみたいだが、変なプレッシャーはかけたくないし、自分が目立つのではなく代表選手が目立つべきだ」と“立場”をわきまえた前監督が、母国のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を生観戦。教え子たちの雄姿を見守る。

2008年1月24日 07時05分 サンスポ


ビアンキラツィオへ=イングランド・サッカー

時事通信

 【ロンドン23日時事】サッカーのイングランド・プレミアリーグマンチェスター・シティーは23日、イタリア人FWビアンキが今季終了までイタリア1部リーグ(セリエA)のラツィオ期限付き移籍すると発表した。契約終了後には、完全移籍のオプション付き。

 ビアンキレッジーナ(イタリア)から昨年7月にマンCに加入したが、今季リーグ戦で19試合に出場して4ゴールにとどまっていた。 

2008年1月24日 10時53分 時事通信