まだはじまったばかり

城福監督が最先端指導で東京再建(ニッカン)

新体制発表に臨んだ城福監督(最前列右)と東京の新加入選手  東京の城福浩監督(46)が「オシム流+岡田流」の最先端指導でチーム再建に乗り出した。20日に東京・小平市内で始動し、新体制を発表。「頭と体とボールを動かし、見る人の心も動かすムービングサッカー」を掲げ、優勝争い参戦を誓った。選手の状態によって複数色のビブスで組分けし、走り込み中心のメニューを用意。オシム前日本代表監督とサッカー観を共有し、U−17代表を率いたノウハウを早速導入した。

 さらに、オフの期間を利用して全選手と個人面談。走力や1対1の守備力、技術力などの各項目を自己分析させるなど共通理解を深めた。選手も「目的がはっきりして分かりやすい」と口をそろえた。戦術や目標を明確にして成長スピードを高める方針は、現代表の岡田監督にも通じる。「練習でやるべきことをやらずに、試合では戦えない」という指揮官。現代日本サッカーのエキスを注入し、昨季12位の東京を鍛え直す。

[2008年1月21日9時10分 紙面から]



城福新監督「ボール支配率を高めたい」(ニッカン)
 東京が20日、東京・小平市内のクラブハウスで新体制を発表した。城福浩監督をはじめ、二宮浩、奥原崇の両コーチ、京増雅仁アシスタントコーチ、富永賢介トレーナーが新任。GK荻晃太、広永遼太郎、DF佐原秀樹ブルーノ・クアドロス長友佑都椋原健太、MF大竹洋平下田光平、FW近藤祐介期限付き移籍期間満了で神戸から復帰)の新加入選手も報道陣に紹介された。

 城福監督は「自分たちが主導権を握った形でボールポゼッション(支配率)を高めたい」と目指すサッカーのスタイルを語った。また、千葉から移籍加入したMF羽生直剛は、日本代表候補合宿(鹿児島・指宿)参加中のため、欠席した。

[2008年1月20日21時12分]