一歩引いて考えてみると

条件面で合意!浦和・高原1月誕生

 浦和が、獲得オファーを出したフランクフルトの日本代表FW高原直泰(28)と条件面などで基本合意したことが29日、明らかになった。推定年俸1億8000万円の複数年契約とみられ、移籍が実現すれば、親友のMF小野伸二(28=浦和)と並び、現役では日本人最高年俸となる。高原自身も浦和移籍をほぼ決断しており、クラブ間での交渉が成立すれば、来年1月にも浦和・高原が誕生する。
 日本最強ストライカーの心は、既に日本の赤い悪魔に傾いていた。フランクフルトとの契約が切れるまでまだ6カ月以上あるため、FIFA規定により浦和と高原本人は接触できない。そのため浦和の中村修三GMは代理人のトーマス・クロード氏を通じ、高原の意思を確認。関係者によれば、高原は浦和移籍をほぼ決断しており、条件面などで基本合意に達したという。あとはクラブ間の交渉を残すだけとなり、来年1月に「浦和・高原」が誕生する可能性は極めて高くなった。

 高原に対する浦和の評価は日本最高レベルだった。提示した条件は、推定年俸1億8000万円の複数年契約とみられ、同学年で親友のMF小野と並び、現役日本人のJリーガー最高年俸となる。ドイツ人指揮官のオジェック監督も早くから高原のプレースタイルにほれ込んでおり、中村GMも「日本で今、もっとも旬なFW。それなりの額になる」と説明した。

 高原は現在、ブンデスリーガの中断を利用して帰国している。フランクフルトの練習再開となる来年1月3日にはドイツに戻り、フンケル監督、ブルッヒハーゲン会長に浦和移籍の意向を伝える。問題はフランクフルト側が移籍を了承するかどうかだが、現在の契約では来夏に移籍する場合、移籍金が比較的安い約1億2000万円と設定。そのためフランクフルトは、より高い移籍金を獲得できる1月移籍を了承する可能性が高く、移籍金の額さえまとまれば、高原の移籍が決まる。

 アジア連覇、リーグV奪回を目指して、大型補強を進める浦和の熱意と最高評価は、高原のハートを電光石火の勢いでつかみ取った。さらに、天皇杯のG大阪 ―広島戦を視察した日本代表の岡田武史監督も「ありがたい。日本代表にとっては大きなプラスになる」と日本復帰に期待した。高原が日本にいれば、代表チームづくりに及ぼす影響も大きい。最強ストライカーの日本復帰は、大きな期待とともに歓迎されそうだ。
[ 2007年12月30日付 紙面記事 ]



横浜 俊輔獲りへ年明けにも接触

 セルティックのMF中村の復帰準備を進めている横浜の幹部は「うちから出ていったのだし、日本に帰ってくるのであればぜひうちにきてほしい」と話した。横浜は来年6月でセルティックとの契約が切れる中村サイドと年明けに接触する方向。移籍金は最低500万ユーロ(約8億3000万円)と推定されているが、横浜は資金集めも進めており、高原に続いて中村の日本復帰の準備も着々と進んでいる。
[ 2007年12月30日付 紙面記事 ]


いわゆる岡田ジャパンのために、帰国させたいという協会の意図みたいなものが・・・稲本もでしょうねえ。(まあうちには直接関係はない話ですけど)