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サッカー=バレンシアのクーマン監督、決断の正当性主張
ロイター
[写真] 12月21日、サッカーのスペイン1部リーグ、バレンシアのクーマン監督(写真)は、GKサンティアゴ・カニサレスとMFダビド・アルベルダに加え、ミゲル・アンヘル・アングロの3選手を今季の残り試合に起用しないと決定したことについて正当性を主張した。写真は11月、バレンシアで撮影(2007年 ロイター/Heino Kalis)クリックで拡大
サッカー=バレンシアのクーマン監督、決断の正当性主張(ロイター)
[マドリード 21日 ロイター] サッカーのスペイン1部リーグ、バレンシアのロナルド・クーマン監督は21日、GKサンティアゴ・カニサレスとMFダビド・アルベルダに加え、ミゲル・アンヘル・アングロの3選手を今季の残り試合に起用しないと決定したことについて正当性を主張した。
同監督はスポーツ紙マルカに対し「やる気とハングリーさを持った選手を確保するためにチームは変わらなければならなかった。今回の決断はその第一歩だ」と語った。
クーマン監督はさらにメディアがチームの不和を助長していると指摘。「バレンシアに限らず、サッカー業界にいる人の中には報道の世界に友人を持っている人がいる。彼ら(メディア)は友人を擁護することはあっても、批判はしない」と不満を述べた。
クーマン監督はことしの11月からチームの指揮を執っているが、その後バレンシアは、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグで敗退、リーグ順位も4位から7位に後退している。
また19日の国王杯では3部リーグのレアル・ユニオンを相手に2―1に逆転勝ちを収め、6試合連続無得点記録を止めたところだった。
一方、構想外を言い渡されたスペイン代表のアングロは同紙に対し、「誰からも説明がないので、なぜ自分が必要とされなくなったのか分からない。最近はけがで2試合にしか出ていないし、プレーが理由とは考えられない」と語った。
バレンシアの次の試合は、22日に行われるサラゴサとのリーグ戦となる。
2007年12月22日 13時57分 ロイター
サッカー=ベンゲル監督、ファンの暴言撲滅を呼び掛ける
ロイター
[ロンドン 21日 ロイター] イングランド・プレミアリーグ、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は21日、選手や監督、審判に対する暴言の撲滅をファンに呼びかけたポーツマスのDFソル・キャンベルに対する支持を表明した。
問題の背景は社会における敬意の欠如にあるというベンゲル監督は記者会見で、「選手が観客にやじを返せば罰せられるのに、観客からの暴言は処罰されることがない。これでは正義があるとは言えない」と述べた。
アーセナルとトッテナムでプレーしたこともあるキャンベルは、先週の試合でトッテナムファンから激しいやじを浴び、19日に暴言の撲滅を訴えていた。
ベンゲル監督は「暴言を吐かれることを望む人など誰もいない」と語り、キャンベルの立場に理解を示した。
イングランド・サッカー協会(FA)はベンゲル監督の発言に対するコメントを差し控えたが、「規制を強化するため、必要な時は各チームが警察と連携しなければならない」とするFAの声明に触れ、暴言を取り締まる規制は存在するとしている。
2007年12月22日 15時40分 ロイター