金に物言わせるのは毎度のことですが・・・

チェルシー現役監督強奪へ…アヤックス・テンカーテ氏を3年5億円

サンケイスポーツ

 【ロンドン5日】国内リーグで8位に低迷する、イングランドプレミアリーグチェルシーが、オランダリーグ・アヤックスを率いるヘンク・テンカーテ監督(52)の獲得に動いていることが5日、明らかになった。シーズン序盤で他クラブの監督の引き抜きは世界でも例がない。それでも、チェルシーは3年契約で年俸約300万ユーロ(約5億円)などの好条件を出しており、いわば金に物を言わせた前代未聞の“強奪”だ。

 これは同日付の英紙サンが報じたもので、「チェルシーと合意したのは本当のこと。チェルシー側はいますぐに彼を欲しがっているので、クラブ間で合意すればすべてがはっきりする」というテンカーテ氏の代理人、レンズ氏のコメントを掲載。監督に就任せず、グラント監督を補佐するアシスタントコーチとなる可能性もあるという。

 テンカーテ氏は世界有数の戦術家としても知られ、今季好スタートを切ったアヤックスは現在、リーグ戦でトップ。同氏はアヤックスと08年7月まで契約を結んでいるため、数億円の違約金が発生する見込みだが、ロシアの大富豪、アブラモビッチ会長にとっては名将を強奪して不振から脱出できれば大した金額ではないようだ。

2007年10月6日 04時35分 サンスポ