■
【ロンドン6日時事】6日に行われたサッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、バレンシア(スペイン)−インテル・ミラノ(イタリア)戦で負傷者が出る乱闘が起きた。
試合終了直後、インテルのブルディッソとバレンシアのマルチェナによる口論を発端に両軍が入り乱れた。混乱の中で、試合には出場しなかったバレンシアのナバロがブルディッソの顔面にひじ打ち。ナバロが逃げたため、インテルの選手が相手の控室に押し入ろうとする騒動に発展した。
インテルによると、ブルディッソは鼻を骨折。今後、欧州連盟が事態を調査する可能性がある。
2007年3月7日 12時07分 時事通信
チャンピオンズリーグは現地時間6日、決勝トーナメント1回戦セカンドレグの4試合が行なわれ、バレンシア(スペイン)とインテル(イタリア)の対戦は0対0の引き分けに終わり、2試合合計スコアでも2対2と並んだものの、アウェイゴールで上回ったバレンシアが準々決勝への切符を手にした。ロイター通信が報じている。
ファーストレグは2対2のドロー。バレンシアにとっては、とにかくこのホームゲームを無失点で切り抜けられればベスト8進出が決まる。そのため試合は派手な撃ち合いよりも、中盤でのつぶし合いを中心とした戦術戦の様相を見せる。
公式戦32試合連続無敗のインテルは、CKからマテラッツィがヘッドを放ち、スタンコヴィッチがアクロバティックなボレーシュートなども見せるが、なかなか相手ゴールに迫れない。対するバレンシアでは、38分にバラハが太ももの筋肉を傷めて交代を強いられたものの、アヤラ、アルビオルらDF陣がインテルの攻撃をシャットアウト。
後半にはクルス、フィーゴ、グロッソと次々に送り込んで必死の攻撃を見せるインテルだったが、ついにバレンシアのゴールを破れず。試合は0対0の引き分けに終わり、ねらい通りの戦い方を貫いたバレンシアがベスト8進出を勝ち取った。
なお、この試合のタイムアップ直後、両チームの選手間に小競り合いが発生。バレンシアのマルチェナとダビ・ナバーロがインテルDFブルディッソに暴力を振るい、その後、これに怒ったインテルGKトルドがバレンシアの控え室へ殴り込み、そこへ加わろうとしたフィーゴとカンビアッソが警備員に押し留められるという騒ぎになった。
インテルのマンチーニ監督は、「興奮したバレンシアの選手がひとり、ピッチに飛び込んでブルディッソを襲い、彼は鼻を骨折した。トルドはそれを目撃していたから、バレンシアの控え室に向かったのだろう。選手はピッチ上でどう振る舞うべきか学ばなければならない」と苦言を呈した。
一方、バレンシアのフローレス監督は、「あれはマルチェナとブルディッソの間に起こったことをナバーロが誤解して間に入ろうとしたもの。関わったチーム全体の誤ちだ」と説明。「控え室も人がごった返して大変で、落ち着かせるのに時間がかかった。でも、フットボールでは時々あることさ」と話した。そして、「できれば最小限のペナルティで済み、チームに影響が少ないことを祈っている」と、すでに視線は先を見据えていた。
2007年3月7日 12時32分 ISM
北京五輪2次予選第2戦マレーシア戦(14日)のメンバー発表を8日に控え、川淵キャプテンが6日、反町五輪代表監督にゲキをとばした。「調子がよくないな。マレーシア戦は勝たなきゃ話にならない。反町には五輪監督だからA代表コーチを兼任させている。五輪監督が変われば(A代表コーチも)考えなきゃならない」と五輪代表監督に失敗すれば、オシムジャパンコーチもクビと示唆した。
ハードな日程で選手に疲労が見えるが、反町監督には負けられない戦いが続く。
2007年3月7日 16時15分 夕刊フジ
サッカー=ウェストハム、反ユダヤの応援歌で捜査対象に(ロイター)
[ロンドン 6日 ロイター] 今月4日に行われたイングランドのプレミアシップ、ウェストハム─トッテナム戦の最中に、ウェストハムのファンが反ユダヤの歌を歌っているビデオが流出したことで、ウェストハムが警察とイングランドサッカー協会(FA)の捜査を受ける事態になっている。
6日の報道によると、問題となっているビデオは動画投稿サイトのユーチューブで流され、後に削除されたが、ウェストハムのファンがトッテナムのファンの多くを形成しているユダヤ人に関する歌を歌っている内容だったという。
FAの報道官は「われわれは今回の件を深刻に受け止めている。ビデオに映っていた人物が特定できれば、クラブ側が厳しく対処するだろう」と述べた。
またロンドン警視庁も、今回の件で複数の苦情を受け、人種差別の容疑で捜査を行っていることを明らかにした。
試合はトッテナムが4―3で勝っている。
2007年3月7日 12時47分 ロイター