健闘祈る

千葉MF坂本将貴挙式、オシム監督も祝福
 千葉MF坂本将貴(28)が7日、都内のホテルで今関美智代さん(52=会社員)の長女美由紀さん(28)と挙式した。昨夏まで千葉を率いていた日本代表オシム監督はビデオで「2人とも長生きして、たくさん子どもをつくってください」とメッセージを寄せた。

 一方、坂本は移籍が確実で、獲得オファーを受けている新潟か東京で揺れている状態。「3日以内には決めます」と新生活に思いをはせていた。

[2007年1月8日7時32分 紙面から]



柏FW李忠成をU22代表合宿に招集へ
 日本国籍取得申請中の柏FW李忠成(21)が、2月18日から始まるU−22(22歳以下)日本代表の熊本合宿に招集される可能性が出てきたことが、7日分かった。在日韓国人4世の李は昨年9月22日に法務省に国籍取得を申請し、今月中には認可される見込みとなっている。同代表の反町監督は李の合宿招集について「現段階では決まっていない」と前置きした上で「(国籍取得は)ありがたい話。FW陣は手薄だし、候補には入ってくる」と有力な選択肢であることを認めた。

 熊本合宿では同21日に米国との親善試合を組み、1週間後の同28日の北京五輪予選初戦に備えている。1月中に国籍取得がクリアできれば李を呼ぶことができる。反町監督は「代表に溶け込めるかということもある」と話し、順応力などを見極めるため、合宿前にある柏の春季キャンプを視察する可能性も示した。

 反町ジャパン発足以降、FW陣は公式戦7戦で平山の2得点だけと得点力不足を露呈。所属クラブでもレギュラーをつかめず実戦機会も少ない状況だ。しかし今季J1に昇格する柏に在籍する李は先発定着を狙える位置にある。今年1年間の成長を見込めるだけに、11月までの長丁場となる北京五輪予選で救世主となるかもしれない。

[2007年1月8日8時33分 紙面から]



宮沢が大分に完全移籍

02年J新人賞も出場減り…新天地求め


精度の高い左足でFKをけることの多かった宮沢。大分に完全移籍が決まった
 FC東京のMF宮沢正史(28)が、大分トリニータに完全移籍することが7日分かった。両クラブ間で移籍金などの交渉を進めていたが、最終的に合意に達した。今週中にも契約を結んで正式発表される見込み。

 正確な左足キックを武器とする宮沢は01年に、中央大からFC東京入り。1年目こそ出場機会は少なかったが、2年目の02年にボランチのレギュラーに抜てきされ、29試合出場でJリーグ優秀新人賞を受賞する大活躍をみせた。精度の高いロングボールを駆使する宮沢は、両サイドを生かす東京の攻撃サッカーに欠かせない存在となった。

 03年にも29試合に出場したが、04年からの3年間は今野の加入や、梶山らの成長で控えに回ることが多くなり、出場機会を求めて、新天地に移ることになった。

 一方の大分も、昨季はトゥーリオエジミウソンのダブルボランチが、リーグ戦8位躍進の原動力となったが、エジミウソンは退団する可能性が高く、新シーズンに向けて中盤の補強が急務となっていた。 (高橋正和)

(2007年1月8日)



移籍市場も気にはなるが、やはりこのニュースについては補強の件とは切り離して思うことはありますね。02年は日本代表のみならず、東京にとっても大きなターニングポイントとなった年で、茂庭、石川、ジャーン、加地の加入とやっと主力メンバーが揃った年で、選手にもサポーターにもビッグチームへの夢と期待が高まっていましたね。

なかでも石川とミヤザーこと宮沢はサイドもえぐれるし、コーナーキックフリーキックも冴えまくっていて、特に宮沢は東京初の本格的叩き上げとして期待しておりましたが、移籍となると残念と言うか、ひとつの時代の変わり目と言うものを感じざる得ません。