2007年の抱負(トーチューより)
今野ドゥンガになる
新年にかける思いを激白
12月2日の大分戦でゴール前に攻め込む今野(中央)
オレはドゥンガになる! 日本代表でも注目の存在となってきたFC東京MF今野泰幸(23)。原博実監督が復帰し、今季が勝負の年となるFC東京にあって、カギを握るのはやはりこの男だ。06年はケガに苦しみながらも、公式戦36試合5得点。センターバックを務めた日本代表でも初アシストを記録するなど、文字通り攻守に走り回った。FC東京の躍進に欠かせないキーマンが、新シーズンにかける思いを口にした。 (聞き手・塚田陽一郎)
■増した中心選手の自覚
チームの精神的支柱だったMF三浦が引退し、今野の中心選手としての自覚は一層増している。以前はビエラやマケレレ(ともに元フランス代表)を挙げた理想の選手像にも、変化が見え始めた。
年齢的にもポジション的にも、引っ張っていかなくちゃいけない、声を出していかなくちゃいけないっていうのはずっと言われてきた。今は、オレが求めているものに比べたら全くできていない。「勝つために何をしなくちゃいけないか」っていうのを自分から声を出して、それに対して他の選手が「今野だから大丈夫だ」って信頼してついてきてくれるような選手になりたい。
例えばフミさんの声だったら、みんな信頼してるから言うことを聞く。そういう存在になるために、もっと自信を持てるプレーをして、みんなの信頼を勝ち取らなくちゃいけないなと。
ビエラやマケレレもそうだけど、声を出して引っ張るっていう意味ではドゥンガ(元ブラジル代表)とか。ドゥンガが声出したらやっぱりみんな従うだろうし、そういうコーチングを身につけたい。闘将みたいなイメージ? それもいいなと思います。
日本代表でも中心選手としての期待がかかる。しかし、今野は危機感を口にし、新しく始まる07年のシーズンへ、「技術面」と「精神面」両方でのさらなるレベルアップを目標に掲げる。
まずJリーグで、誰もがオレが代表に入るべきだと思うようなプレーをしなくちゃいけない。そのためにはチームを上位に引き上げて優勝争いをさせるとか、そういうチームに欠かせない存在になっていかないとダメだと思う。まずはそっちを考えたい。
まずは自分が成長したい。成長するっていうのは技術的にもそうだし、精神面でもそう。(技術的には)ミスを少なくするだけじゃなく、ミスしてもいいからスルーパスを出すとか。ずるがしこさも技術だし、もうちょっとあってもいいかな。
精神面では苦しい試合で踏ん張れるとか、最後まで90分間集中し続けるとか、1試合負けてもクヨクヨして次の試合まで引きずらないとか、本当にいろんな意味です。勝ち続けるのは本当に難しいと思うし、中2日で試合があるときも、気持ちを入れてしっかり戦う。走れないんじゃなくて、走りきる精神力。もうすべてです。そして、どんな試合でも高い意識を持って勝ち続ける。それを目標にやっていきたい。
■ビッグクラブへ
2年ぶりの復帰となる原監督が掲げた「ビッグクラブ」という目標。チームのステップアップへ向け、今野は意識改革の必要性を説く。
みんなが優勝するために何をしなくちゃいけないか考えて、一つになって勝利に向かっていく、そういう意識がないとダメだと思う。例えば2連勝で浮かれているようじゃ、間違いなくビッグクラブにはなれない。今までは、雰囲気がどうしてもそうなってしまった。負けに慣れちゃっているというか、1敗しても悔しさがあまり出ないような部分はあった。今年は「1試合負けたら絶望」というような心構えでやっていきたい。
(2007年1月1日)
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