阿部に続き 選手会長の坂本も移籍へ
 千葉で選手会長を務めるMF坂本将貴(28)が移籍する可能性が高まっていることが27日、分かった。新潟から正式オファーが届いているほか、名古屋など複数のクラブから打診を受けている。浦和、FC東京、名古屋からオファーを受ける主将のMF阿部勇樹(25)とともに千葉の2枚看板を担う両選手が移籍すれば、クラブにとっては大きな打撃になる。

 00年入団から千葉一筋でプレーしてきた“ジェフの顔”と言える坂本が移籍に前向きな姿勢を見せた。「どこが自分を必要としてくれているのか、いろいろと考えたい」

 選手なら誰でも先発で出たい気持ちがある。昨季に続いて今季もリーグ戦全34試合に出場。しかし、アマル監督が積極的に若手への世代交代を進めていることもあり、来季も先発で起用されるかどうかは微妙な状況だ。クラブ側は坂本のほか、来季も残留する32歳のDF斎藤にも「来年は先発の機会が減るかもしれない」と告げている。

 クラブ関係者は「クラブは常に5年後を考えないといけない」と話しており、移籍も容認する方針。千葉側に優先交渉権のある年内も他クラブとの交渉を認めており、近日中にも新潟との初交渉に臨む可能性が高い。

 坂本は「新潟が最初に声をかけてくれた。“リーダーシップを発揮してほしい”ということのようだし、誠意を感じている」と話している。

 ムードメーカーとして若手を引っ張り、選手会長も務めてきた。主将の阿部とは同じ00年入団で、プライベートでも親しい。すでに名古屋、FC東京との初交渉を終えた阿部は、近日中に浦和との交渉の場につく。主将と選手会長という千葉のリーダーで、さらにサポーターからも愛される精神的支柱がそろって千葉を去れば、クラブの根幹を揺るがす事態になる。
[ 2006年12月28日付 紙面記事 ]


千葉MF坂本、新潟と年内中にも交渉  

千葉のMF坂本将貴(28)が、獲得オファーを受けている新潟と年内中にも交渉を持つことが27日、分かった。新潟のほかF東京、横浜Mなどが興味を示しており、チームからは他クラブとの交渉を解禁されている。坂本は「いまは(千葉に)残れるのがいいと思っているが、まずはほかのクラブとも誠意を持って話をしたい」と語った。

(2006年12月28日06時05分 スポーツ報知)


代表人気低下に川淵C危機感  

日本サッカー協会川淵三郎キャプテン(70)は御用納めの27日、「有馬記念ディープインパクトが注目されたのに入場者数が前年より大きく減った。サッカー界も日本代表の試合だからといっていつも満員になるとは限らない」と職員に強く危機感を訴えた。06年を振り返り「ドイツW杯の敗戦が胸に突き刺さっている。来年は、それを取り払ってスタートしたい」。

(2006年12月28日06時04分 スポーツ報知)