強豪への途

【清水戦(26日)終了後】

 ▽FW川口「前半終了直前の退場とPKが痛かったが、チーム一丸となって戦っていた。それだけに悔しい結果になってしまった。チーム全体に『守ってカウンター』という目的があったが、シュートまで持ち込めなかった。DF陣は決定的な場面で踏ん張ってくれていた。ここで連敗しないことが大事。チームとしての気持ちの強さが問われている。自分以外の前線の選手が点を取っているので、乗り遅れないようにという危機感を持ってやっている」


 ▽DF藤山「(徳永退場は)しょうがないが、うちにとってはきつかった。前半は我慢して0点で抑えて、後半に勝負というところだったので。(中盤は回されたが)最後で踏ん張って、やられなければいいと思ってやっていた。清水はうまかった。自分たちが付いていけば裏を狙われるし、ポストプレーがしっかりとできていた。前でキープできるから、2枚目が飛び出せる。いいサッカーだった」

(2006年8月28日)


清水戦は不運が重なったといえば確かにその通りなのですが、じゃあ何も打つ手がなかったかというとそういうわけでもないと思います。清水との差は何だったカといえば、やはり「守備力」の差だったと思います。清水のほうが守備をエンドラインだけに任せるのではなく、前線・中盤とも「全員守備・全員攻撃」が徹底していたというふうに感じました。


倉又新体制も「全員サッカー」の復活を目指しているわけですから前線・1.5列目からの守備を心がけるようにし、エンドラインにかかる負担を少しでも軽減するという方向でチーム力を強化していく方針を徹底していけばいいんでないかな。


次に攻撃ですが、千葉戦・福岡戦では引いてくる相手に対するくずし方が確立したと感じております。まあ欲を言えば、試合の途中でリズムを変えられるような攻撃の切り札(最近の阿部選手とか)の投入がを期待したいところですが・・・(そういう意味でワシントンはどうなんでしょうね?)

茂庭選手の怪我の様子は気になる所ではありますが、増嶋・伊野波も主軸としての働きに期待したいと思います。この二人はリーグでの活躍が代表に直結しているわけでもあるので・・・