三顧の礼ということですか…

cafebakerst2006-06-28

ワールドカップについてフランス×スペイン戦について書きたいんですが、ちょっと一休みします。



オシム氏保留、代表監督初交渉も合意せず - 日刊スポーツ
交渉を終え自宅を出るオシム氏(左)と田嶋技術委員長(撮影・蔦林史峰)
2006年6月28日(11時03分)

 グラーツオーストリア)27日=山下健二郎サッカー日本代表監督就任の要請を受けているJ1千葉のイビチャ・オシム監督(65)が、態度を保留した。日本協会の田嶋幸三技術委員長とグラーツ市内の自宅で初めて本格的な交渉を行い、条件面などの提示を受けたが、契約書にサインをせず合意には至らなかった。29日の来日後にクラブ関係者と選手を交えた話し合いを持ち、最終結論を出す見通しとなった。

 オシム監督は日本協会側の期待と誠意をしっかり受け止めた。だが、約1時間20分に及ぶ直接交渉を経ても、最後まで田嶋技術委員長が持参した日本代表監督就任の契約書のサイン欄にペンを走らせることはなかった。閑静な住宅街が約40人の報道陣で騒然とする中、自宅前で行われた会見。同監督は柔和な笑みをたたえながらも「サインはしていない。やめようと思えば、いつでもそうできる」と態度を保留したことを明かした。

 日本協会側は、すでにオシム監督との2年契約を想定して複数の条件を用意。若年層の選手発掘と強化を視野に入れ、08年北京五輪代表総監督の兼任も打診した。五輪代表の反町監督が将来的にA代表のコーチングスタッフとなるプランもある。同協会の川淵キャプテンは「うまくいったらもう2年と考えている」と順調に進めば、10年W杯南アフリカ大会まで指揮を任せる方針を示していた。田嶋委員長を使者に立てた今回の交渉で内定にこぎつける予定だった。

 田嶋委員長は「細かい条件についての質問は一切なかった。日本をよくしたいと繰り返し話していた」と言った。交渉の席では、金銭や契約年数ではなく、代表やJリーグなどサッカー界全体に対する日本協会の取り組みを聞く時間に費やされた。オシム監督は「目標を高く掲げているし、問題点を改善しようとしている。大事な話ができた」と言った。しかし、同監督が現在、J1千葉の監督である点が決断をためらわせている。

 今季はクラブにとって連覇のかかるナビスコ杯やA3杯をはじめ、若手選手の成長で悲願のリーグ初制覇を狙う重要なシーズンを迎えている。戦乱と民族対立が激化したユーゴスラビアで、崩壊しそうな代表を最後まで支えた同監督にとって、代表チームの責任の重さ、中途半端に仕事を投げだすことは耐えられないこと。交渉前日の26日には「要請があったのは光栄なことだが、どういう内容になるかは分からない。状況によっては(代表監督の就任要請と千葉監督続投の)両方を断るかもしれない」と慎重に検討する意向を示していた。

 協会側が設けている交渉期限は、W杯終了後の7月中旬まで。田嶋委員長は「我々の熱意や条件を聞いていただけたことをポジティブに感じている。こちら側の話はすべて伝えたので、あとは監督の判断を待ちたい」と期待する。オシム監督は29日に来日。協会サイドの意向を踏まえたうえで、千葉側との話し合いに入る。代表監督就任か、それともオファーを断るのか。「決断は難しいが、大事なことは話し合えたと思う」という名将が、慎重に自らの進退を見定める


協会側の姿勢が問われてるということか?千葉との関係もやはり気になりますし・・・