ライバルの新システム?

cafebakerst2006-02-06

☆横浜岡田監督、新マジックは2バック(日刊)
 横浜岡田武史監督(49)の最新マジックは「2バック」だった。宮崎合宿中の5日、九州大学生選抜との練習試合でDFを1枚減らした2−6−2の超攻撃的新システムを披露した。

 予想もしない指示だった。「そのまま2バックだ!」。前半31分、DF河合に代えてMF上野を投入した岡田監督は、何度も大声を張り上げた。「守るときはボランチ(上野)を下げろ! サイドを引っ張るな!」と念を押す。「4バックだと思ってました」と最終ラインに入った右サイドMF田中隼も、慌てて前線に戻った。

 「気分でやっているだけだよ」。とぼけた岡田監督だが、選手たちには確実に刺激を与えた。同42分、田中隼はさっそくスルーパスに飛び出してGKのファウルを誘い、PKを獲得してみせた。試合後にはDF那須も「去年の得点力不足を解消するための、攻めのオプションじゃないですか。監督は攻守にチャレンジしようと言っていたし」と前向きにとらえた。

 守備の局面ではMFのカバー力が問われる布陣だけに、ハードな走り込みで培われた運動量が生かされることにもなる。これまでもDF松田の攻撃力を生かすべく右ストッパーにコンバートするなど、新たな試みを行ってきた。王座奪回を含めて横浜での集大成へ向け、岡田監督4年目のチャレンジは続く。【塩畑大輔】

[2006/2/6/08:08 紙面から]

那須・中澤・松田と横浜はエンドラインのほうが得点力がありますからね・・・しかし大物FWの補強は今回はなかったみたいですね・・・上野がキーマンか・・・



☆小野 米出発前に浦和で1発(スポニチ

 日本代表MF小野伸二(26=浦和)が5日、米国遠征出発わずか6時間前に行われた浦和ユースとの練習試合に出場。ジーコジャパンが米国戦(10日=日本時間11日)で試すシステムと同じ3―6―1のトップ下でプレーし、浦和復帰後初ゴールを挙げた。W杯イヤー初戦となる米国戦に向け、ゴールのイメージは完ぺきに出来上がった。

 成田空港をたつ直前の午前11時半、さいたま市内のグラウンドに小野はいた。30分×4本の練習試合の1本目に出場。3日の代表合宿・鵬翔戦でも披露したワンタッチパスで攻撃のリズムをつくった。そして、トップ下ならではのプレースタイルを見せたのは15分だった。

 三都主のクロスが中央のポンテに渡るのを見るや、2列目から飛び出してスルスルとエリア内に侵入。左足トラップ、そして右足シュート。「ゴールもできたし、最初の試合としては良かった。できるだけ得点を取れるようにしたい」と新ポジションへの手応えを口にした。

 ジーコジャパンでは02年のチーム立ち上げからずっとボランチとしてプレーしてきた。役割は、バランスを取りながら中盤を組み立てることだった。ところが米国戦で試されるのはトップ下。しかもFWが1人ということで2列目の得点力がより要求される。

 浦和のシステムは奇遇にも代表と同じ3―6―1。過密スケジュールの間げきを縫っての練習試合参加は、代表にとってもチームにとっても意義のあることだった。

 日本代表が海外への移動日に所属チームに戻って練習試合に出るのは極めて異例だ。しかし、度重なる故障で長期間戦列を離れていた小野には1つでも多くの実戦をこなすことに意味があった。

 浦和復帰初ゴールの後、28分には三都主のクロスに合わせてヘディングシュートも試みた。惜しくも合わなかったが「いいボールがサイドから入ってくるので飛び込んでいけばゴールを狙える。うまい選手がいるので前に走ればいいボールが出てくる」と得点イメージも完ぺきだ。

 人を使うプレーが専門だった小野が、使われるプレーでも高い適応力を見せた。「トップ下はハードなマークにつかれると思う。その中でどうできるかを試すにはいい機会」。米国戦でのテーマもはっきりと定まっている。
[ 2006年02月06日付 紙面記事 ]


最大の焦点だった、ポンテと小野と長谷部の同時使用問題ですが、小野を遊撃手的に使うみたいですね・・・小野の負担が大きいような・・・



写真はディナモブカレスト(対ラピッドウィーン戦)