☆チャールトン W杯で中田密着

北青山にオープンした「nakata.net cafe」

日本代表MF中田英寿(29=ボルトン)に正式オファーを出しているプレミアリーグ・チャールトンが、W杯ドイツ大会の期間中、中田に完全密着することが分かった。6月12日のオーストラリア戦、18日のクロアチア戦、22日のブラジル戦に強化スタッフを派遣し、中田のプレーを詳細にチェック。熱意をアピールし、獲得に全力を注ぐ。

 プレミアでやっていける実力、豊富な経験、そして世界的知名度を兼ね備える中田は、チャールトンにとって、のどから手が出るほど欲しい選手。4月の段階での正式オファーで今夏の中田獲得合戦をリードしたが、中田がマネジメント契約を結ぶサニーサイドアップの次原社長が「オファーはもう1つある」と言うように予断を許さない状況。そこで敢行するのが、6月のW杯ドイツ大会での中田完全マークだ。

 視察は強化部スタッフチームが手分けして行い、1次リーグ3試合終了時点の6月23日ごろに条件面を見直し、第2次交渉に入るというプランが有力。5月30日のドイツとの親善試合を視察する可能性もある。強化担当者は「中田は展開力がある。豊富な運動量でプレーをつなぎ、中盤でつくる攻撃の幅を広げてもらいたい」と絶大な期待を寄せるが、さらに綿密なプレー分析をして評価を下すことで熱意を伝える。

 また、先の交渉では年俸120万ポンド(約2億4720万円=推定)移籍金100万ポンド(約2億600万円=同)の好条件を提示したが、さらに、W杯のパフォーマンス次第で条件を上げる用意がある。決勝トーナメントに勝ち進んだ場合は、試合ごとに条件が上がっていくことも予想される。

 欧州リーグ関係者によると、日本選手にとってW杯1次リーグ3試合で最も重要な試合は2戦目のクロアチア戦。「オーストラリア戦の結果がどうであろうと、クロアチア戦はグループリーグ突破に大きくかかわる。ブラジル戦は場合によっては“消化試合”になる恐れもあるので、2試合目の評価が条件面に直結する」という。中田にとっても視察スタッフの目の前で活躍することは大きな意味を持つことになる。

 ≪中田カフェ大盛況≫中田がプロデュースするフットボールラウンジ「nakata.net cafe」(東京・北青山)が25日、午前11時からオープンした。チームのオフを利用してスイスのチューリヒに旅行に出かけた中田もオープンを気にかけていたが、初日から盛況。昼時には強い雨が降ったが、次原社長は「雷雨だったけど、大盛況でした」と好調な出足に笑顔を見せた。カフェは7月9日までの期間限定で日本戦当日にはイスを取り払い、大画面の下、スタジアム同様の臨場感を提供する。


出来ればnakata.net.cafe潜入してみたいと思ってます・・・