☆日本が大穴…トルシエ前監督がW杯V予想
2006年4月21日(金) 8時0分 スポーツ報知

 

前日本代表監督のオマル(改名前はフィリップ)・トルシエ氏(51)が、日本をW杯の優勝候補の大穴に指名した。同氏は5月28日放送の「ジャンクSPORTS」(日曜・後7時55分)ほかフジテレビの番組出演のため来日中で、20日、東京・台場の同局で会見。W杯での日本の決勝トーナメント進出に太鼓判を押すとともに、米国、コートジボワールに次ぐ3番目のダークホースになると予想した。

 トルシエ氏は日本を高く評価し、優勝候補の6番目に挙げた。

 真っ先に推したのはブラジル。「94年が優勝、98年は準優勝、02年も優勝、今回も優勝するんじゃないか」次いで開催国ドイツ。「今は批判を浴びているが、本番ではピークに持ってくる」と期待した。この2チームを本命、対抗に「お薦めはチェコ、面白いチーム」と3番手に挙げた。

 日本の名前はこの後で出てきた。「米国、コートジボワールが大変いい。日本はその次、3つ目の穴、ダークホースだ」と言い放った。もっとも、予想後には「私はtotoとかクジとかには弱い。この予想は分からないけどね」とジョークでごまかした。

 02年の日韓W杯で日本を初めて決勝トーナメント進出に導いた“白い呪術師”なりの確信がある。「今回の日本代表は80%が私が育てた世代の選手。前回22〜24歳だった選手たちが、4年経過して成長した。その選手たちが一致団結すれば、いい結果が出る。決勝トーナメント進出はできる」と太鼓判。加えて「前回は海外でプレーしていた選手はわずか2人。今回は約10人。海外での慣れ、経験が大きな違いを生む」と力説した。

 アーセナルベンゲル監督が次期日本代表監督の候補に挙がっていることには「彼は一番ふさわしい。日本のサッカーを知っているし、愛している」と後押しした。

 日本では、代表からMF中村俊輔(27)=セルティック=を外すなど非情さい配を見せた。日韓大会後はカタール代表、仏のマルセイユ、モロッコ代表の監督を歴任。「日本のことはどこにいるときでも気にしていた。W杯はどこからでも応援したい」とエールを送っていた。

 ◆トルシエ氏に聞く

 −まずは監督から一言どうぞ。

 「それでは豪州戦のメンバーを発表させていただきます。ジョーク。ジョーク(笑い)。3年ぶりの日本は懐かしいです」

 −日本のW杯の成績をどう予想しますか?

 「運や、調子の良い悪いもあるから何とも言えないが、実力的には突破できると思う。確信している」

 −キーになる選手は?

 「日本は個人の力ではなく、組織力、戦術があったから前回も強い相手にも勝てた。今回も組織として一致団結すれば、いい結果は出るはず。それでも中山ゴン(磐田FW中山雅史)には非常に期待しています(笑い)」

 −イスラム教への改宗は。

 「私はもう12年間モロッコに住んでいる。娘3人もモロッコ生まれ。娘たち(養女)への敬意と愛があるから、彼女たちの父として改宗しました」

 ◆オマル・トルシエ 1955年3月21日、フランス・パリ生まれ。51歳。現役時代はDFとしてランス、ルーアンなどでプレー。84年に28歳で引退し、指導者に転身。コートジボワール、ナイジェリア、南アフリカなどアフリカ諸国の代表監督などを歴任。98年フランスW杯後に日本代表監督に就任し、02年日韓W杯で初の決勝ラウンド進出に導いた。以後はカタール代表、フランスのマルセイユ、モロッコ代表などの監督を務めた。3・5・2を基軸とするフラットスリー戦術が特徴。

[ 4月21日 8時0分 更新 ]



カズといい、トルシエといいここまで口裏が合わせられるとはちょっと思えないんですけどね・・・


アーセナルビジャレアルに1−0で先勝=欧州CL


ロンドンで行われたチャンピオンズリーグ準決勝第1戦は、1−0でアーセナルビジャレアルを破った。決勝点が生まれたのは41分。フレブが左サイドからゴール前に入れたボールを、トゥーレが足を伸ばしてGKバルボサの背後に押し込んだ。
 その数分前にはビジャレアルにも惜しい場面があったが、フォルランの左からのクロスには誰も届かなかった。

 前半4分にはトゥーレのシュートが枠の外へ。12分にはアンリのゴールがわずかなオフサイドで取り消されたほか、22分にはアーセナルのGKレーマンが飛び出して足で決定的なピンチを防ぐ場面もあった。

 後半に入り、57分にはアンリのシュートをアルソがゴールライン手前でクリア。ホームのアーセナルは来週火曜日に行われる第2戦をより有利な形で迎えるため、終始追加点を狙い続けていた。だがビジャレアルも耐え抜き、しばしばカウンターでチャンスをうかがっていた。

 67分には、セナのエリア手前からのシュートをレーマンがセーブ。レーマンは、85分にも飛び出して足でボールをクリアした。アーセナルは終盤にも猛攻を仕掛けたが、スコアは1−0のまま動かなかった。

(C)SPORT

サッカー

[ スポーツナビ 2006年4月20日 13:07 ]



ビジャレアルのホセ・マリ「悪くない結果だ」=欧州CL

 ハイバリーでの結果に、ホセ・マリは十分に満足している様子だ。
「0−1はそれほど良くはないが、悪くもない」
 ビジャレアルの攻撃陣を率いる彼は、試合終了後にスカイ・スポーツが行ったインタビューの中でこのように語った。
アーセナルは非常に良いスタートを切り、速いリズムのプレーを仕掛けてきた。その後は僕らも試合に入っていくことができた。1点も取れなかったのは残念だ。アーセナルは、うまくリケルメを止めていた。彼はチームを動かす存在で、僕らは彼のような選手を必要としている」

 ひざの負傷のため途中交代を強いられたことに、彼は残念そうだった。
「ひざには痛みがある。こういう試合で途中交代するのは、誰にとっても好ましくないことだ。だが、監督はチームを良くしようと思ってそうしている。誰も、自分のチームに不利になることはしない」

 25日にマドリガルで開催される準決勝第2戦を制して決勝に進んだ場合、対戦するのはミランバルセロナのどちらだろうか? ホセ・マリは次のように考えている。
「僕としては、ミランの方がいい。バルセロナとはリーグ戦で対戦しているけど、ミランとは対戦したことがないからね。僕にとっては、特別な試合になる。火曜日の試合の時は練習中だったから、試合の後半だけ見ることができた。ミランにとって失敗だったのは、前半のチャンスを決められなかったことだと思う。今のバルセロナは好調で、ゴール前に来ればチャンスを決めることができる」

(C)SPORT

サッカー

[ スポーツナビ 2006年4月20日 13:08 ]



ビジャレアルにとっては十分想定内ということらしいです。アーセナルを見きったようにも見える。